2018.06.21
耳鳴り・難聴は鍼灸治療が効果的!?
耳鳴り・難聴は鍼灸治療が効果的!?

耳鳴りに悩む女性(イラスト)
耳鳴り・難聴の症状で来院された患者様のお話をさせて頂きます。
その患者様は9日前の朝、突然耳の異変に気付いたそうで、例えるなら新幹線や車でトンネルに入った際に感じる耳に空気が入った時の感覚に似た状態で膜が張ったような閉塞感が出現したそうです。それと同時に耳鳴り(低音性で「ジージー」と聴こえる)まで併発していました。
不安に感じ耳鼻科に受診し聴力検査を行ったところ聴力がかなり低下しており突発性(原因不明)難聴と診断され薬にて治療を開始したそうです。
その後、3回の聴力検査を行ったそうですが変化・改善はされず、他の治療法はないかとネット検索され当院に受診されました。
これまでに上記の様な耳の症状を感じたことはなく、今回が初めてでしたが20代の頃から肩こりや頭痛持ちとなり月に一度は悩まされていたそうです。
今回の患者様は突然発症し、今回が初めてで耳鳴りの種類も一つということで条件的には割と早期に改善されることが予想されましたのでその旨をご説明をさせて頂き治療を開始致しました。
耳鳴りや難聴の大半は耳鼻科にて検査しても大きな異常はなく、原因が特定できず薬にて様子見となってしまわれたり自律神経の乱れ・ストレス・首や肩のコリから循環が悪くなっていると説明されるケースが少なくありません。(耳鼻科にて治療が必要な疾患もありますので最初に耳鼻科へ受診される事をおすすめ致します)
今回は、頚部(首)の張り感も強く自律神経の乱れも考えられたため鍼治療+レーザー(近赤外線)を星状神経節(のど仏の両脇)部に照射し症状の改善を図りました。(詳しくはこちらをクリック)
鍼を打つ場所は耳の周辺~頭頂部、頚部のツボ(経穴)や筋肉です。鍼治療は初めてという事でしたが思っていたよりも痛みが少なかったそうで安心してお受け頂き1回目の治療は終了となりました。
そして1週間後に2回目の治療を受けに来て下さった時には、な、な、なんと症状が改善し患者様から『治りました』の言葉を聞けました。詳しく経過を伺ったところ、鍼治療を受け帰宅される頃には閉塞感や耳鳴りの症状が無くなっており翌日、耳鼻科にて聴力検査をしたところ聴力も戻っていたそうです。(スッゴーーーーーー)
過剰な表現はしたくありませんので、もしかしたら耳鼻科にて処方された薬の効果で改善したのかもしれませんが、それまで数日間服用していても変化がみられず、当院にて治療させて頂いた数時間後から自覚的にも他覚的にも変化がみられましたので、当院の鍼灸治療が少なからずとも身体に変化をもたらしたのだと考えます。
耳鳴り・難聴・めまい等の症状は、発症から治療までの期間が長ければ長いほど改善度は下がっていくといわれておりますのでその様な症状でお悩みの方はできるだけ早くに治療をお受け頂く事をおすすめ致します。(3年以上経過しているものは改善度が数%というデータも出ております)
もちろん長期間その様な症状に悩まされている方も治療により改善していく事もありますので、あきらめてしまう前に一度当院へご相談下さい。
肩こり・慢性腰痛・膝の痛み・スポーツ障害・ケガ・交通事故後の痛み・むち打ち損傷・各関節の拘縮(骨折後)等 身体の痛み・悩みがあれば当院へお気軽にご相談下さい。 初診(初めて)の方はお電話にてご連絡下さい。
2017.11.21
鍼で腰椎椎間板ヘルニアの手術回避!!
ここ数カ月間バタバタしていたのもあり、気にはしていたもののブログ投稿回数が激減してしまいました。毎日書くと決めていましたがそうもいかず…またボチボチ書かせて頂きたいと思います。
さて、今回はタイトルの通りですが、当院に受診下さった方の話を書きたいと思います。
来院当初の症状としては、腰から臀部(おしり)~下肢にかけての痛みとシビレを訴えて来院されました。
お話を聴いてみると2カ月前から同症状が出始めて総合病院・個人病院さんを受診されMRI等の検査結果もふまえて腰椎椎間板ヘルニア(詳しくはこちらをクリック)と診断されリハビリを続けていたそうです。
しかし、なかなか症状が改善せず時間だけが過ぎていくだけだったためドクターからも診察で「今の症状が続くのであれば手術する事も検討しなければなりません」と言われたそうで、当然手術はできればしたくないというところから他の治療法を探し始め鍼治療が良いと聞き、当院へ受診下さいました。
腰のヘルニアといってもその症状は人によって多少異なり、腰痛主体の方もいればシビレ・下肢の筋力低下やマヒ、異常感覚等様々あります。
今回の患者様は、臀部痛+下肢のシビレが特に強く、足の筋力も一部低下しており健側・患側での比較は明らかでした。
(評価をさせて頂く事で、腰椎の何番目の椎間板が突出(ヘルニア)し神経を圧迫しているか予想がつきます)
当院での治療メニューは干渉波(一般的にいうデンキ治療)+超音波治療+手技治療+鍼治療をご提供させて頂きました。
その後の効果としては、3~4回目の治療で腰部~臀部にかけての痛みはほぼ「0」になり同回数でシビレも軽減し下肢の筋力も回復しており、ドクターの経過診察の際には、手術はしなくて良い。と言われたそうでご本人も喜ばれておりました。
鍼治療だけが効果的だとか、そもそも当院で治療したことが改善につながったのかは明確にはいえませんがリハビリをしばらくしていても改善がなく、当院で数回の治療後にかなり改善した事を考えると少しはお役に立てたのかなぁと思います。
私個人の考えとしては、物事全てにいえる事かもしれませんが鍼灸も万人に効果的だとは思いませんが合う人には合います。
ぎっくり腰で歩けないほどの方が帰りにはスタスタ歩く事だってあります。
鍼治療というと痛いイメージがありますが、当院での鍼治療が初めてという方でも痛くて受けられない人はいませんので安心してお受け頂けるかと思います。
もちろん鍼以外での治療法もございますのでお気軽にご相談下さい。
肩こり・慢性腰痛・膝の痛み・スポーツ障害・ケガ・交通事故後の痛み・むち打ち損傷・各関節の拘縮(骨折後)等 身体の痛み・悩みがあれば当院へお気軽にご相談下さい。 初診(初めて)の方はお電話にてご連絡下さい。
2017.01.23
身体が冷えるこの寒い時期の肩こり・腰痛等にはお灸が効果的です
気温が上がる日が少なく寒さがより厳しい季節になってきましたね。寒さというのは痛みを強くする原因の一つです。
例えば、関節は温度が下がる事によって潤滑が悪くなるので動かした時に傷めたり痛みが強くなったりもしますし、筋肉も循環が悪くなれば柔軟性が低下しますので、その状態で無理をすればやはり傷めやすく「肉ばなれ」や「ギックリ腰」等になってしまいます。
そんな冷えからくる症状・痛みには「お灸(おきゅう)」治療がおすすめです。
そもそもお灸って何でできているかというと、ヨモギの葉っぱの裏にある白い綿毛を精製したもので、ヨモギはヨーロッパの方では「ハーブの女王」とまで言われるほど様々な効果のある薬草で増血作用以外にも止血作用もある万能薬とされているそうです。
お灸の熱はコタツなどで使用される遠赤外線の熱とも違い、単に温めるという目的だけでなく経穴(ツボ)にすえる事で冷え症・肩こり・腰痛・むくみ・ストレス・不眠等の他にも様々な症状の改善に効果を発揮してくれます。 (白血球を上げる効果もあるとされているので免疫機能が高まり「風邪」等の予防にもなり身体全体の健康維持にも最適です)
お灸がお好きな方の中に「匂いが好き」という方もいらっしゃいますが、実際に最近の研究で煙にもリラックス効果がある事が分かっているそうです。
ちなみに私個人の考えとしては、「ぎっくり腰」になる前駆症状(まえぶれ)はお灸治療が効果的で「ぎっくり腰」いわゆる急性の腰痛症になってしまった際は、鍼(はり)治療の方が効果的だと思います。
当然ですが、誰でもギックリ腰になる前に未然に防げた方が辛い思いをせず良いとお考えだと思いますので身体の不調・違和感を感じましたら、それは身体からの警告だと思いお早目にご受診下さい。
お灸というと「火傷」するイメージですが現代のものは基本的に火傷しないようになっておりますのでご安心下さい。
上記の様にお灸の周りが一時的に赤くなります。これは火傷ではなくその周りの皮膚の下にある毛細血管が拡張し循環が良くなった際に現れる「フレアー現象」と呼べばれるものです。
お灸をする部位・個人差は多少ありますが、より大きくこの赤みが出た方が効果が期待できます。 (痕も残らず時間の経過とともに次第に消えます)
皆さんも何か辛い思いや痛みでお困りの方はなるべくお早目にご受診下さい
肩こり・慢性腰痛・膝の痛み・スポーツ障害・ケガ・交通事故後の痛み・むち打ち損傷・各関節の拘縮(骨折後)等 身体の痛み・悩みがあれば当院へお気軽にご相談下さい。
2017.01.13
磐南野球部サポート活動
今年、初めてのトレーナー活動に行ってきました。
ここ数日は気温がぐっと下がりかなり寒い日でしたが、選手たちはいつも通り、練習に励んでいました。冬の時期は投球練習等はせず基礎体力を上げるメニューが多く、筋肉痛や筋の張り感を訴える選手が多いのが特徴的です。
春・夏の大会でよりよい結果を残すためには、この時期の身体造りが非常に重要となりますので一人もケガ人がでない様、精一杯ケアさせて頂きます。
夏の大会まで半年しかないので2年生にとってはそこが最後の大会となります。この半年間を悔いのない様、頑張ってもらいたいと思います。
選手たちの今年の目標は、当然 『甲子園に行く』事です。
甲子園に行けたら…いろいろ想像しちゃいますね……ワクワクがとまりません。。。。
私のトレーナー活動での目標は、とにかく全力でケアをし大きなケガ人がでない様お手伝いをさせて頂くことです。
半年後、絶対に甲子園にいける事を信じ、来週も頑張ります。
肩こり・慢性腰痛・膝の痛み・スポーツ障害・ケガ・交通事故後の痛み・むち打ち損傷・各関節の拘縮(骨折後)等 身体の痛み・悩みがあれば当院へお気軽にご相談下さい。
2016.12.27
脊柱側弯症の治療(運動療法)について
前回、突発性脊柱側弯症の患者様についてご紹介させて頂きましたが(詳しくはこちらをクリック)、今回は側弯症と診断されたが何をしたらいいか…をご説明させて頂きます。
まず始めに、背骨が曲がっている・姿勢が悪い・学校検診で指摘を受けた等で医療機関を受診し、脊柱側弯症と診断された際に重要となる事はcobb角(コブ角)という角度です。この角度はどの程度、背骨が曲がっているかを評価するための指標となります。
cobb角が10°未満は正常・15°を超えるカーブは臨床的意義があるとされ、20~25°を軽度・40~45°を中等度・45°以上を超えるカーブを重症と判断します(文献により多少の差はありますが40°以上の場合は手術を選択されるケースがあります)
前回もお伝えしましたが、側弯症治療について最も大切な事は「早期発見」です。なぜなら青年期側弯症は年間10°もの速さで弯曲が進む場合もあり発症した子供の年齢が低いほど予後は好ましくなく弯曲が進む可能性が高い。とされているからです。しかし早期発見が重要といいながら側弯症の多くは無痛な事が多く痛みを伴わない為普段の生活では気づきにくいため学校検診があるのですが、日ごろからご家庭でチェックして頂く事でより早期に発見する事が可能だと思います。そのチェック項目は、
□肩の高さの非対称
□腰のくびれの非対称
□体幹バランス不良
□肩甲骨部の隆起(出っ張り)
□リブ・ハンプ(前屈した時の背中の盛り上がり) 等です。
(毎日でなくともご家庭でお子さんの背中を見てあげて下さい)
側弯症と診断された患者様の中でcobb角が20°を超える場合は装具療法の適応となることが多くその場合、とにかく装具を外してはならなく基本的に入浴時と運動時(一時間程度)以外は固定をします(これを何年も装着することはかなりの苦痛だと思います…)
側弯症は運動療法の併用が効果的かというと、賛否両論あり、文献やドクターにより見解は様々で医療機関でも運動療法を行うところもあれば必要ないとご判断され経過観察のみとする機関もあります。
当院では、効果があるとご判断される医師や文献があるのであれば可能性が高くなくとも、少しでも改善・維持するよう積極的に運動療法をおすすめしております。(何もしないで弯曲がひどくなった場合、後でやっとけば良かったと後悔されてしまうケースもあると思いますのでやれることはやった方がいいに決まってる精神です)
側弯症の運動療法でのポイントは、脊柱(背骨)・骨盤・股関節等の可動性・各筋肉の柔軟性・体幹等の安定性・バランス感覚向上等です。
これらをまず評価させて頂き、どの程度の状態かを確認し患者様一人ひとりにあったストレッチや筋力トレーニング・バランス訓練等メニューをご提供させて頂きます。側弯症と診断を受けた方のほとんどが脊柱の動きが固く可動範囲が狭かったり、バランス感覚が低下していたりすることが多い様に感じますので、そのあたりを改善する事も大切です。
側弯症は経過観察として数カ月毎にレントゲン検査で進行していないかcobb角を図りますが角度がどんどん減少していく事はあまり期待できませんが(なかには多少、減少する方もいます)現状を維持する事が重要なため角度の変化が無い事は良好と考えて頂いて良いと思います。
既に側弯症と診断されて何をすればいいか分からずお困りの方や、背骨が曲がっているような気がする・姿勢が悪い等でお悩みの方は当院へご相談下さい。
ちなみに余談ですが、オリンピックの絶対的王者・ウサイン・ボルト選手も側弯症らしいのです。←この話を患者様にすると側弯症と診断され落ち込んでいる方も少しは気が楽になって下さる方もいます。
他にも、肩こり・慢性腰痛・膝の痛み・スポーツ障害・ケガ・交通事故後の痛み・むち打ち損傷・各関節の拘縮(骨折後)等 身体の痛み・悩みがあれば当院へお気軽にご相談下さい。
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