2017.01.13
磐南野球部サポート活動
今年、初めてのトレーナー活動に行ってきました。
ここ数日は気温がぐっと下がりかなり寒い日でしたが、選手たちはいつも通り、練習に励んでいました。冬の時期は投球練習等はせず基礎体力を上げるメニューが多く、筋肉痛や筋の張り感を訴える選手が多いのが特徴的です。
春・夏の大会でよりよい結果を残すためには、この時期の身体造りが非常に重要となりますので一人もケガ人がでない様、精一杯ケアさせて頂きます。
夏の大会まで半年しかないので2年生にとってはそこが最後の大会となります。この半年間を悔いのない様、頑張ってもらいたいと思います。
選手たちの今年の目標は、当然 『甲子園に行く』事です。
甲子園に行けたら…いろいろ想像しちゃいますね……ワクワクがとまりません。。。。
私のトレーナー活動での目標は、とにかく全力でケアをし大きなケガ人がでない様お手伝いをさせて頂くことです。
半年後、絶対に甲子園にいける事を信じ、来週も頑張ります。

肩こり・慢性腰痛・膝の痛み・スポーツ障害・ケガ・交通事故後の痛み・むち打ち損傷・各関節の拘縮(骨折後)等 身体の痛み・悩みがあれば当院へお気軽にご相談下さい。
2016.12.27
脊柱側弯症の治療(運動療法)について
前回、突発性脊柱側弯症の患者様についてご紹介させて頂きましたが(詳しくはこちらをクリック)、今回は側弯症と診断されたが何をしたらいいか…をご説明させて頂きます。
まず始めに、背骨が曲がっている・姿勢が悪い・学校検診で指摘を受けた等で医療機関を受診し、脊柱側弯症と診断された際に重要となる事はcobb角(コブ角)という角度です。この角度はどの程度、背骨が曲がっているかを評価するための指標となります。
cobb角が10°未満は正常・15°を超えるカーブは臨床的意義があるとされ、20~25°を軽度・40~45°を中等度・45°以上を超えるカーブを重症と判断します(文献により多少の差はありますが40°以上の場合は手術を選択されるケースがあります)
前回もお伝えしましたが、側弯症治療について最も大切な事は「早期発見」です。なぜなら青年期側弯症は年間10°もの速さで弯曲が進む場合もあり発症した子供の年齢が低いほど予後は好ましくなく弯曲が進む可能性が高い。とされているからです。しかし早期発見が重要といいながら側弯症の多くは無痛な事が多く痛みを伴わない為普段の生活では気づきにくいため学校検診があるのですが、日ごろからご家庭でチェックして頂く事でより早期に発見する事が可能だと思います。そのチェック項目は、
□肩の高さの非対称
□腰のくびれの非対称
□体幹バランス不良
□肩甲骨部の隆起(出っ張り)
□リブ・ハンプ(前屈した時の背中の盛り上がり) 等です。
(毎日でなくともご家庭でお子さんの背中を見てあげて下さい)
側弯症と診断された患者様の中でcobb角が20°を超える場合は装具療法の適応となることが多くその場合、とにかく装具を外してはならなく基本的に入浴時と運動時(一時間程度)以外は固定をします(これを何年も装着することはかなりの苦痛だと思います…)
側弯症は運動療法の併用が効果的かというと、賛否両論あり、文献やドクターにより見解は様々で医療機関でも運動療法を行うところもあれば必要ないとご判断され経過観察のみとする機関もあります。
当院では、効果があるとご判断される医師や文献があるのであれば可能性が高くなくとも、少しでも改善・維持するよう積極的に運動療法をおすすめしております。(何もしないで弯曲がひどくなった場合、後でやっとけば良かったと後悔されてしまうケースもあると思いますのでやれることはやった方がいいに決まってる精神です)
側弯症の運動療法でのポイントは、脊柱(背骨)・骨盤・股関節等の可動性・各筋肉の柔軟性・体幹等の安定性・バランス感覚向上等です。
これらをまず評価させて頂き、どの程度の状態かを確認し患者様一人ひとりにあったストレッチや筋力トレーニング・バランス訓練等メニューをご提供させて頂きます。側弯症と診断を受けた方のほとんどが脊柱の動きが固く可動範囲が狭かったり、バランス感覚が低下していたりすることが多い様に感じますので、そのあたりを改善する事も大切です。
側弯症は経過観察として数カ月毎にレントゲン検査で進行していないかcobb角を図りますが角度がどんどん減少していく事はあまり期待できませんが(なかには多少、減少する方もいます)現状を維持する事が重要なため角度の変化が無い事は良好と考えて頂いて良いと思います。
既に側弯症と診断されて何をすればいいか分からずお困りの方や、背骨が曲がっているような気がする・姿勢が悪い等でお悩みの方は当院へご相談下さい。
ちなみに余談ですが、オリンピックの絶対的王者・ウサイン・ボルト選手も側弯症らしいのです。←この話を患者様にすると側弯症と診断され落ち込んでいる方も少しは気が楽になって下さる方もいます。
他にも、肩こり・慢性腰痛・膝の痛み・スポーツ障害・ケガ・交通事故後の痛み・むち打ち損傷・各関節の拘縮(骨折後)等 身体の痛み・悩みがあれば当院へお気軽にご相談下さい。
2016.12.24
鍼灸治療はモルヒネ(鎮痛剤)よりも効果が高い事が高い。
鍼灸治療は以前から「鍼麻酔」という言葉があるくらいなので、痛みを緩和させるために大変有効だといわれてきました。 韓流ブーム全盛期、「チャングムの誓い」をご覧になった方はご存じかと思いますが昔、麻酔薬がまだ無い時代は鍼を身体に打ち手術等を行っていたという時代もありました。(しっかりと観ていないので違ったらすみません)
出産時も「無痛分娩」と呼ばれ、麻酔薬を使用せず鍼刺激で帝王切開をしていた時代もあったそうです。(現在は無痛ではなく陣痛を和らげるために鍼刺激を行う「和痛分娩」と呼ばれるようになっております)
上記のようにこれだけ痛みを和らげる事ができる鍼灸治療ですが、先日新たな研究結果がでて驚きました。それは鍼灸治療とモルヒネという鎮痛剤(国内では麻薬・海外では鎮痛剤として使用されている)とを比較した結果、「鍼灸治療」の方が効果が高いとの事が発表されたそうです。
グループ1…急性の痛みに鍼灸の治療をする
グループ2…急性の痛みにモルヒネの投薬を行う
G1で治療した患者のうち痛みが減少したのは92%・痛みが減少するのにかかった時間は16分G2で治療した患者のうち痛みが減少したのは78%・痛みが減少するのにかかった時間は28分という結果になったそうです。
この結果から鍼灸はモルヒネよりも鎮痛効果が高いだけでなく、効果を発揮するまでに要する時間も短い事が分かったそうです。
上記の結果が事実であればすごい事ですよね?しかもモルヒネは当然、副作用もあり何より依存しやすく問題となっている訳ですから…例えこの研究結果が多少違ったにしても鍼灸の鎮痛効果は大変優れているという事になります。
鍼灸治療は何より副作用がなく限りなく身体への負担・デメリットが無い点が素晴らしいと思います。
例えば、妊娠中の方が薬を服用する事はリスクが大きいし、何より妊婦さんご自身が嫌がる事が多いと思います(もちろん医師のご判断で必要と判断され処方された場合は別ですが…)しかし鍼灸治療は期間や使用するツボさえしっかりしていれば母体はもちろんのこと胎児にも影響なく治療を受けられます。
こんなに素晴らしい治療方法を私自身が患者様に提供できることを大変うれしく幸せに感じます(迷ったこともあったけど資格を取得しておいて良かったぁぁぁぁぁ)
今後益々、鍼灸治療が必要とされる時代がくると思いますし、これだけの高い効果が証明されていますので後は施術者側(私)の手技レベル・技術が兼ね備えれば薬よりも安全で安心して治療をお受け頂けると思いますので、さらなる技術向上に励みたいと思います。
この年末で忙しい方もおられる事でしょうし、それが原因で痛みが発生してしまう可能性もありますのでその際は当院で鍼灸治療をお受け頂き痛みのないお正月を迎えましょう。
当院は、12月30日まで診療し、年明けは1月4日から通常診療となります。
肩こり・慢性腰痛・膝の痛み・スポーツ障害・ケガ・交通事故後の痛み・むち打ち損傷・各関節の拘縮(骨折後)等 身体の痛み・悩みがあれば当院へお気軽にご相談下さい。
2016.12.19
脊柱側弯症について
以前にも脊柱側弯症についてご説明させて頂きましたが(詳しくはこちらをクリック)今回は、実際にご来院されている患者様についてご紹介させて頂きます。
女子中学生で学校の検診の際に学校医のドクターに側弯症の疑いがあるとの事で近隣の整形外科を受診しレントゲンを撮り側弯症と診断されました。特発性脊柱側弯症は思春期の女性に多いとされていますので、中学生前後に発見されることが多いのですが、最近の学校検診では小学4年生くらいから指摘され医療機関を受診される事も少なくありません(それだけ昔の検診よりもいろいろな意味で大変になったんだと思います。見落としなどがあった場合等大変でしょうから…)
10代半ばは骨が成長し伸長が伸びる成長期ですので、通常は縦方向に背骨が伸びるはずですが、側弯症の場合は骨が曲がった方向に伸びてしまい変形をきたします。変形はある程度完成してしまってから矯正する事は難しいため成長の途中で専用の装具などを装着し矯正・進行を遅らせます。 原因は不明となっておりますが、特発性側弯症は上記でもお伝えしたように思春期の女性に多いとされておりますので、その点からも学校検診の中の項目となっているのだと思います。以上の事から側弯症にとって重要な事とは、なるべく早期に発見・治療する事です。
検診でレントゲン検査を受ける様通知が来た場合は必ず整形外科へ受診して頂く事が望ましいと思います。検診以外で、日ごろからチェックして頂きたい点が何点かございます。
1つ目は、伸長を気にする事です…定期的に伸長を計測し一定の間隔で伸びていたのが途中で止まったりした場合は注意が必要です。骨は成長しているが縦方向ではなく曲がった方向に伸びてしまっている可能性が考えられます。
2つ目は前屈した時の背中の盛り上がりのバランスをみる事です…これはリブ・ハンプ(rib hump)といって脊柱(背骨)が回旋(捻れ)していたり曲がっていると左右の肋骨のバランスが崩れ、盛り上がりが観察された場合、側弯症である可能性が高いです。(前屈位でゆっくり戻していき背中から腰の辺りまで観る事が大切です)
写真の患者様はダブルカーブといって胸椎(背中)の高さで弯曲があり腰椎(腰)の高さでもう一つ弯曲が反対方向にあります。
今回、お伝えしたい事は、
側弯症というものがあるという事
側弯症は早期発見・早期治療が大切という事
側弯症はご自宅でもチェックする事が可能という事 です。
次回は、側弯症と診断されたが、何に気を付ければ良いのか・何をしたらいいのかをご説明させて頂きます。
側弯症でお困りの方は当院へお気軽にご相談下さい
他にも、肩こり・慢性腰痛・膝の痛み・スポーツ障害・ケガ・交通事故後の痛み・むち打ち損傷・各関節の拘縮(骨折後)等 身体の痛み・悩みがあれば当院へお気軽にご相談下さい。
2016.12.15
吸玉・カッピング治療
本日、左背部(背中)を中心に張り感・痛みを訴えて来院された患者様がいらっしゃいました。
その患者様は、以前にも同様の症状で辛い思いを何度か経験されているそうで、以前にもカッピング(吸玉)治療を受けたところ症状が軽減した経験があり今回も同様の治療を受けたいと当院へ受診下さいました。
ちなみに今回は朝、起床時に起き上がりの動作の際に傷めてしまったのが原因として考えられるとの事でした。
整形外科疾患・運動器疾患で背部の痛みが考えられる事としては、背部の筋肉が緊張する事により痛む以外にも、頚(首)の神経が圧迫されて背部に走る様な神経痛や関節部分に炎症が起き、その関連痛としても背部に痛みが出るケースもあります。 頚からの影響で痛みが出ている場合は、Jackson testやSpurling testなど頚椎を上から圧迫するように圧をかけた際に背部に痛みが誘発されるのでその場合は頚椎を中心に治療をすすめていきます。
この患者様は、そういった徒手検査にて明らかな頚からの所見はみられず(±)半々といった感じでしたので、頚からの影響も考えつつ、背部の筋緊張を落としていくような治療プランをご提案させて頂き、その方法の一つとしてあげたのがこの吸玉(カッピング)です。
吸玉は血液循環の悪い場所ほど痕(あと)が黒く残りますので今回は左背部が一番色濃く痕が残りました。この後も何度か続けているうちに徐々に色の変化がみられ症状も軽減していきます。(何回か吸玉治療を行い症状の残存が強ければ鍼(はり)治療なども必要となるかもしれませんが…)
ちなみに大昔から用いられている治療方法の一つでヨーロッパでも盛んに行われていたそうです。ここ最近で有名になったのが、水泳のマイケル・フェルプスが治療を受けている事で話題になりましたが…(詳しくはこちらをクリック)
スポーツ選手の疲労回復だけでなく張り感や凝り・痛みでお困りの方は一度、吸玉治療をお受け頂く事をおすすめ致します。
肩こり・慢性腰痛・膝の痛み・スポーツ障害・ケガ・交通事故後の痛み・むち打ち損傷・各関節の拘縮(骨折後)等 身体の痛み・悩みがあれば当院へお気軽にご相談下さい。
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