磐田市に地域密着、骨折 脱臼 打撲 捻挫・肩 腰 膝などの痛みに対処する鍼灸接骨院

【交通事故】病院で治療も腰痛が治らず当院へ受診し鍼灸治療で改善

交通事故に遭い、当初は近隣の整形外科にて治療(リハビリ)を受けられていましたが、症状が改善しなかったため、鍼灸治療を希望され当院へ受診されました。

事故状況としては信号の無い交差点(優先側)を法定速度以下で走行・進入した際に、加害者車両が左側から一時停止を無視して衝突する「出会い頭事故」です。
この場合の過失割合は１００対０という事は基本的になく８０～９０対１０～２０というケースが多いです。

普通に運転していて相手がルールを破ってぶつかってきたのにこちら側も多少の過失があるといわれても納得できない気持ちですよね…私も同様の被害事故に遭った事がありますのでお気持ちは十分理解できます。

当時の私と同様に今回の患者様も憤りを感じていらっしゃいましたがルールはルール…命があっただけ幸いと思いましょう…と苦し紛れのお言葉をかけさせて頂きました。

交通事故当初は腰痛は無かった…

むちうち症と聞くと首～肩・背中の痛み＋頭痛といった症状が出現する事は皆さん何となく想像が付くと思いますが、実は腰痛も高い確率で現れます。

別の記事でも書かせて頂きましたが、交通事故直後というのは事故に遭った際の驚きや実際に感じる事故の衝撃・衝撃音は想像以上に大きく、通常の人間であれば平常心ではいられず精神的緊張・興奮状態に陥るため、痛みに気付きにくい事が多いのです。

今回の患者様の場合、事故の規模も大きかったですが当日は首の違和感と気持ち悪さ程度で「意外と痛くないんだな」と思われていたそうですが、やはり翌日から首や背中に痛みを感じ腕から指先にかけての痺れしびれ・頭痛が強く出たそうですが腰痛は特に感じなかったそうです。

首や背中が痛いという方は下記記事をご覧ください。

整形外科でリハビリ

交通事故に遭われた翌日には、首や背中の痛み等が出始めていたので整形外科(病院)へ受診しレントゲン検査を受け骨には異常がなく「ムチ打ち」でしょうと説明をされてリハビリ(電気治療・温熱治療)を開始されたそうです。

受診日から１０日経過した頃、急に腰痛を感じたため経過診察の際にその旨を伝え、レントゲン検査を受けましたがやはりこちらも骨には異常なしと説明され、腰の治療も開始となりました。

それから１カ月経過した時点で当初の首や背中の痛みは軽減傾向にありましたが、腰痛はどんどん痛みが増加していたので電気治療＋温熱治療だけでは良くならないのでは？と不安に思い当院へ受診されました。

鍼灸治療で痛みが改善

当院へ受診下さった時点で腰痛のVASは８との事。幸い、坐骨神経痛や下肢～足趾の痺れ、感覚異常等の神経症状は現時点ではみられませんでした。そしてエコー検査にて腰の過度な筋緊張と椎間関節部付近の炎症が原因と判断したため、腰部を中心に鍼治療を週１回のペースで行い、その間は電気治療(干渉波・超音波治療器)をさせて頂きました。

３回目の鍼治療を終えた時点で腰痛のVASは３～４になり日常生活上での支障は感じなくなり患者様の不安も解消されました。

その後はそれ以上の痛みが出現することなく徐々に症状全体が軽減していき、完全に「０」ではないが症状改善したため卒院となりました。

【交通事故】病院で治療も腰痛が治らず当院へ受診し鍼灸治療で改善(34歳男性)まとめ

この患者様のように交通事故に遭われるとムチ打ち症となり、首が痛い・背中が痛い、頭痛・めまい耳なり等の自律神経症状(バレ・リュー症候群)が出現する事が多いのですが、腰痛も現れる事が少なくありません。

自律神経症状(バレ・リュー症候群)について詳しくは下記記事をご覧ください。

整形外科(病院)でのリハビリの場合、電気治療や温熱治療のみという施設もあり、それだけでは改善しない事もありますが、そんな時は鍼灸治療等の東洋医学的アプローチが有効な場合もあります。

現在、交通事故治療で病院や接骨院(整骨院)に通院中だが、症状が中々改善せずに悩んでいる方はお気軽に当院へご連絡下さい。

磐田市で交通事故【むちうち】後の治療に当院が特化し選ばれている理由

交通事故治療・むちうち＋地名(磐田市)と検索すると多くの接骨院(整骨院)・鍼灸院、整形外科その他斡旋サイトが表示されると思いますが、何を基準に選んだら良いか迷われてしまう方もいらっしゃると思います。

当院は開院して７年が経過し、これまで多くの交通事故によるケガをされた方を治療をさせて頂いてきましたが、ご来院の際になぜ当院を選んで下さったのかをヒアリングする事で当院の強み・特徴が明確化できたので手前味噌ではありますが紹介させて頂きます。
(既存の患者様やロケーション(自宅近く・通勤途中等)が選択の理由という方もいらっしゃいます)

治療機器の完備

当院では、交通事故治療で受診される患者様以外にも別の理由でご来院される患者様も多くいらっしゃいますが、他院と比較し治療機器の種類の多さに安心感を持って下さる事が多いです。毎回、全ての治療機器を使用する事は少ないですが、痛みや症状に応じた治療機器を選択できる事は治療効果をより上げるために重要です。

鍼灸治療

むちうち症状は首や背中の痛み・腕や指先にかけての痺れしびれ以外にも「バレ・リュー症候群」という自律神経症状が強く現れるケースがあり、痛みやその他の症状が長期化する場合もありますが、鍼灸治療は自律神経を整えるのに有効とされているため効果が期待できます。

当然ですが接骨院では鍼灸治療を受ける事は出来ませんので、鍼灸治療が選択肢にあるというのは当院の強みです。

実際に現在、その様な症状でお悩みの方は下記記事をご覧ください。

待ち時間「０分」・時間外も対応

交通事故後の治療はなるべく来院頻度を高めて、ご通院頂く事が症状悪化を防ぎ早期改善に重要ですが整形外科等の医療機関では混雑するため、待ち時間だけでも数十分～１時間待つ事が苦痛・リハビリに通いたいけど予約が取れない。という様なお声をよく耳にします。
そして仕事や家事の都合で診療時間内に間に合わず通院できない(会社を早退しづらい)という事もあるでしょう。

その点、当院ではほぼ待ち時間「０分」で診療時間外(お昼休みや午後の診療機関以降)でもご相談頂ければなるべくご通院できる様に調整させて頂きます。

整形外科(病院)と併用可能

交通事故治療の場合、被害事故(１００%加害者を除く)であれば相手方の自賠責保険を使用する事が基本ですが、その場合は整形外科(病院)へ受診し、診断書を発行してもらい警察に提出する必要があります。

それ以降はそのまま整形外科へ通院する事も可能ですが上記のような待ち時間や診療時間の問題で通いづらい…という方は接骨院も併用したい旨を医師に伝えると断られてしまう場合もあります
(他院へ行かないという誓約書にサインさせたり、他院に行くなら治療を終了すると言われてしまった患者様も実際にいらっしゃいました…←いくら医師(病院)とはいえありえません)

当院であれば、併用を許可して下さる医療機関をご紹介させて頂く事が可能です。
(当院と致しましても接骨院のみでの治療を希望される患者様もいらっしゃいますが、定期的な症状の確認や後遺症等が発生してしまった際は医師の診断が必要となる・飲み薬やシップの処方等の理由から必ず病院との併用をお願いしております。)

治療技術・経験が豊富

当院では治療開始日から最終日まで責任をもって私が治療させて頂きます。

開院してからの７年間もそうですが、それ以前も１３年の下積み+修行期間(そのうち８年間が整形外科)にも数多くの臨床経験をさせて頂きましたので経験値は高い方ではないかと思います。

治療内容も症状に合わせた治療機器・鍼灸治療・徒手療法(マッサージ、ストレッチ等)等を用い交通事故専門の治療を提供させて頂きます。

磐田市で交通事故【むちうち】後の治療に当院が特化し選ばれている理由5選まとめ

交通事故後のむちうち症等でお悩みの方から当院が選ばれる理由を私なりに分析しまとめさせて頂きました。かなり手前味噌な部分もありお恥ずかしいですが、今後もがご来院下さった患者様を全力で治療させて頂きます。

もし現在、別の施設で治療中だが症状が中々改善しない・時間等の都合で通いづらい方は転医・併用も可能な場合もありますので、まずは当院へお気軽にご連絡下さい。

交通事故【むちうち】で首の痛み・頭痛が主訴

信号で停車中、相手の車がノーブレーキで追突し交通事故の被害者となってしまわれた患者様が当院へ受診されました。
追突時はルームミラーを注視していたわけではないので前方の信号機を見ていたら突然「ドカンッ」と大きな音と共に衝撃が加わり、首が前後に「カクンッ」と動いたそうです。

車の破損個所も多く損害額も高かったため事故の衝撃もそれなりに強かったと推測されますが、事故直後はあまり痛みを感じず違和感程度でしたが、翌朝になると首の周りの筋肉が「ガチガチ」に張っていて痛みがあり頭痛も出現したため、当院へ受診して下さることとなりました。

むちうち損傷は首の痛みや頭痛以外にも症状が様々…

むち打ち損傷時に出現する痛みや症状は様々で、お身体に現れている症状が交通事故のケガによるものなのか判断がつかないと仰られる方が割と多いのでムチウチ症(交通事故後)の主症状を下記に記載しますが、ここで注意して頂きたい事は交通事故等の衝撃により首にダメージを受けると「バレ・リュー症候群」という自律神経症状(自律神経失調症の一種)が強く出現してしまうと「首が痛い・背中が痛い・肩が張る(肩こり)」等の症状だけでは済まなくなり、治療期間が長期化するケースも少なくありません。

この患者様も事故に遭われた翌日から首の痛みと腕から指先への若干のしびれ・頭痛が主訴でしたが、１～２週間程経過した頃から自律神経症状を訴える様になってしまいました。

ですから、下記の様な症状を少しでも感じた場合はなるべく早く当院や医療機関に受診しましょう。

また、交通事故でのケガは首や背中の痛みだけではなく腰痛が出現する事も割と多いです。

バレ・リュー症候群の治療法はあるの？

自律神経症状が出現するバレ・リュー症候群の治療法は、頚椎(首)の損傷が原因で起こると考えられているため、基本的には頚椎に対しての治療をする事で改善(平均３~６カ月)していきますが症状が強く出現していたり、改善がみられない難治症例に対して医療機関では「星状神経節ブロック(以下SGB)」というブロック注射療法を行う場合もあります。

バレ・リュー症候群に対して当院のアプローチ方法

自律神経症状が主体となるバレ・リュー症候群にはSGB療法が有効とされていますが、上記の図をご覧頂ければお分かりになると思いますが喉仏の横、数cm奥深く注射を刺される事に恐怖を感じる方もいらっしゃると思います。
そこで当院では、その星状神経節部に近赤外線治療器を照射する事で交感神経の興奮を抑え自律神経の調整を行う「近赤外線治療」と首周囲の筋緊張の緩和・自律神経の調整・疼痛緩和を目的に東洋医学的アプローチとして「鍼灸治療」を行います。

近赤外線治療はブロック注射とは異なり、仰向けで寝た状態で喉仏の両脇に近赤外線を照射するだけですので無痛でほんのりと温かい程度ですので安心してお受け頂けます。
(詳しく知りたい方は下記記事をご覧ください)

交通事故【むちうち】で首の痛み・頭痛が主訴の患者様が来院（磐田市41歳女性）まとめ

今回の患者様は現在も治療中ですが、腕のしびれは完全に消失し、首の痛みは軽減し可動範囲制限も改善傾向で自律神経症状も治まってきております。
ご本人も「軽視して当院へ受診していなかったら相当辛い事になっていたと思う・来院して良かった」と仰って下さったので私としても嬉しい限りです。

ご来院時の痛みや症状の訴え方を考えると、もう少し改善までに時間がかかると想定しておりましたが症状が悪化する前に、自律神経症状に対して治療を開始できたことで早期改善に至ったのだと思います。

交通事故後の痛みというと、首が痛い・腰が痛い・頭痛が辛い等の症状だけだとお考えになる方が多いと思いますが、自律神経症状も割と多くみられる事だけでも知って頂けると幸いです。

もし、現在その様な症状でお悩みの方・整形外科に通院中だがなかなか改善しないという方はお気軽にご相談下さい。

交通事故(むちうち)で自律神経症状が悪化。当院で鍼灸治療を行い改善

交通事故(むちうち)に遭うと首や腰が痛くなるのは容易に想像できると思いますが、実は自律神経が乱れ、それが原因でめまいや耳なり・頭痛等の症状が出現する事も少なくありません。

今回、追突事故の被害に遭われてしまった患者様は以前、耳なりやめまい症状が酷く耳鼻科に受診され治療されていた事もありましたが交通事故被害に遭われる直近ではその様な症状は治まっており生活に支障はありませんでしたが、お怪我をされた数日後から再び耳なりやめまいが再発してしまいました。

どうしてむちうち症が原因で自律神経症状が出現するの？

交通事故の全発生件数中の30.5%が追突事故によるものですが、追突された衝撃によって首(場合によっては腰部の方まで)が大きく前後に振られるのですが、その動きが鞭がしなる動きに似ている事から「鞭打ち」と呼ばれるようになりました。
首が前後(左右)に動きを強制された際に首の骨(頚椎けいつい）やその周囲に付着している筋肉や靭帯等の軟部組織も過度に引っ張られる事でそれらが損傷され痛みが発生するのですが、神経も同様にダメージを受けると腕や指先に痺れしびれや握力(筋力)の低下・皮膚感覚の異常が出現するケースもあります。

上記の神経は運動神経・知覚神経と呼ばれる神経ですが、それとはまた別で自律神経が首の周りにも多く分布されており、その自律神経がダメージを受ける事により自律神経系の乱れが生じます。

自律神経症状ってどんな症状があるの？

今回の患者様が訴えていた症状は、耳なりやめまい・頭痛が主症状でしたが、他にも様々な症状でお悩みの患者様がいらっしゃいます。実際にこれまで当院へ交通事故被害に遭われて来院された方々の自律神経系の症状は様々です。

交通事故後はなるべく早く治療を開始

交通事故被害に遭われた経験のある方は、ご存知かもしれませんが余程の大きな事故・骨折や脱臼等の重症ではない場合、事故直後は精神的興奮・緊張により不思議と痛み等を感じず無症状という方もいらっしゃいますが、大抵の場合は数時間後～数日以内に痛みや他症状が現れる事が多くあります。翌朝、首が全く動かない…という事も少なくありません。

そして治療開始までの期間が遅れれば遅れる程、治療効果や改善度が下がり数カ月間治療を受けても完全に緩解しない場合もありますので、少しでも違和感を感じた場合はなるべく早期に治療をお受け頂く事をオススメ致します。

交通事故後の痛みや自律神経の調整には鍼灸治療が効果的？

今回の患者様は、首や肩・腰の痛みだけでなく、耳なりやめまい・頭痛症状も強く来院当初は表情の硬い日も多かったですが、鍼灸治療を重ねるにつれて症状が改善し表情も柔らかになりました。

今回は自律神経を調節するツボや耳なりのツボを中心に頭部～耳、首～背部を中心に鍼治療をさせて頂いた事が改善につながったと考えますが、治療をお受け頂く事で精神的にも安心したと仰られていました。

日々の生活(仕事や家事)が忙しく治療に通えないと、治療を受けられなかったという不安感が痛みをより長期化させる要因でもありますので可能な限り治療を優先させましょう。

交通事故(むちうち)で自律神経症状が悪化。当院で鍼灸治療を行い改善まとめ

• 交通事故後は首や腰等の痛み以外にも自律神経系の症状も出現する
• 自律神経系の症状は様々で事故直後に現れる場合もあるが時間が経過してから出現する事もある
• 鍼灸治療は自律神経の調節をする事が期待でき精神的にも安心する
• 早期治療が重要であるため少しでも違和感を感じた場合は直ぐに受診

交通事故による頭痛や吐き気には星状神経節へのアプローチが効果的

交通事故によりむち打ち(ムチウチ)等のケガをすると首や肩・腰を傷める事は想像できますが首や背中の痛みと同時に高い頻度で頭痛や吐き気・めまい等の自律神経症状が出現します。

交通事故の被害に遭われた経験のある人からすれば上記の様な症状が現れる事は頷けると思いますが、なぜ頭痛や吐き気・気持ち悪さ、めまい等の自律神経症状がみられるかご説明させて頂きます。

まず、『首』は頭(脳)と身体(心臓)を繋ぐ部分であり神経を介して脳からの指令を各器官に伝え、心臓から脳へ血液(酸素)を送るという重要な役割を担っていますが、その『首』が交通事故(特に追突事故)の衝撃により前後左右に振られ、筋肉や靭帯等の組織と同様、神経系もダメージを受け様々な自律神経症状を引き起こすと考えられます。

自律神経とは？

自律神経というと、「自律神経失調症」や「自律神経の乱れ」というワードを連想される方が多いのではないかと思いますが、自律神経は血圧の調節や体温調節(発汗機能等)、胃や腸のぜん動運動等内臓機能の調節といった身体のあらゆる機能を意思とは関係なく２４時間体制でコントロールし見守ってくれる機関です。

この自律神経は、活動時に優位となる交感神経と安静時(睡眠時等)に優位となる副交感神経とに分けられ２つの神経は拮抗関係にあり、身体を制御しています。
そして他の神経と同様に自律神経も全身に分布していますが、前述のとおり『首』が重要拠点の１つとなります。

	交感神経	副交感神経
脈拍	速くなる	遅くなる
毛細血管	収縮	拡張
血圧	上昇	下降
消化器	抑制	促進
呼吸	荒くなる	穏やかになる
筋肉	緊張	弛緩
精神(メンタル)	緊張・興奮	リラックス

星状神経節とは？

首にも自律神経の重要な箇所があるといいましたが、それが『星状神経節』という交感神経が集まってできた神経の節で、見た目が星の様な形状をしています。

この星状神経節は交感神経由来であり、上記表のような交感神経の働きを脳から各器官に伝達する際に重要なのですが、事故等のダメージで調整が出来なくなると身体の不調が現れます。

本来、自律神経は意識や意志とは関係のない所で身体の様々な調節をオートモード(全自動)保ってくれる優秀な役割を担っていますが、逆に意思では調節ができないからこそ一度歯車が壊れると再調整がしづらいという弱点もあります。

自律神経系の不調が現れたらどうするの？

交通事故(特にムチウチ)で首のダメージを受けると自律神経(星状神経節)の乱れが生じる事、その自律神経は意識とは関係なくオートモードで調節が可能だが、不調に陥った際に再調節しづらいという事はここまででお分かり頂けたと思いますが、では実際に自律神経のリズムが崩れた際のアプローチ方法はというと、星状神経節に対して近赤外線治療(スーパーライザー)をする事です。

交感神経の束である星状神経節に近赤外線を照射すると、その箇所の痛みが取れるという事ではなく交感神経の興奮・緊張を和らげ、副交感神経が優位となります。

当院では仰向けで寝て頂いた状態で１０分間照射します。１～２回程度で症状が軽減する方もいらっしゃいますが、毎日治療をお受け頂く事により少しずつ改善していくケースが多いので症状の強い時期や初期の段階では、なるべく来院頻度を高くしてご来院頂く様にお願いしております。

近赤外線治療と星状神経節ブロックはどちらが有効？

交通事故のケガによる自律神経症状には星状神経節へのアプローチが有効だという事はここまででお分かり頂けたと思いますが、最後に近赤外線治療とSGB(注射)との比較についてご説明させて頂きます。

まず、結論から先に申し上げますとSGBの方が直後効果や即効性があり、上記でお伝えしたホルネル徴候が出現するのも圧倒的に多く優れています。

ただ、必ず一回の治療で治るという保証は無く投薬する事や呼吸困難のリスク、喉元に深く注射を刺す時の痛み等を考えると万人が選択するかというとそうではありません。

一方、近赤外線治療は無痛で投薬しなくて良い等、デメリットやリスクは限りなく「０」に近いため安心してお受け頂けると思います。
そしてどちらか1つしか治療を受けられないという訳ではありませんので、近赤外線治療を受けて頂きそれでも改善しない場合はSGBをお受け頂く事も可能です。(当院から医療機関をご紹介させて頂く事も可能)

交通事故による頭痛や吐き気には星状神経節へのアプローチが効果的まとめ

交通事故(特にムチウチ)の様な強い衝撃を首に受けると筋肉や靭帯が損傷するだけでなく自律神経症状が強く現れるケースがあるが、この原因の1つが交感神経の集束した星状神経節がダメージを受け、興奮・緊張し交感神経が過度に優位となりバランスが崩れる事が考えられます。

その交感神経の過緊張を抑制させるためには、無痛・無侵襲でデメリットやリスクが限りなく少ない近赤外線治療がオススメです。

むち打ち症状は、様々な症状が現れるため事故のケガとは関係のないものだと思っていらっしゃる中に実は関連している事もありますのでご不安な方はお気軽にご相談ください。