磐田市に地域密着、骨折 脱臼 打撲 捻挫・肩 腰 膝などの痛みに対処する鍼灸接骨院

交通事故【むちうち】で首の痛み・頭痛が主訴

信号で停車中、相手の車がノーブレーキで追突し交通事故の被害者となってしまわれた患者様が当院へ受診されました。
追突時はルームミラーを注視していたわけではないので前方の信号機を見ていたら突然「ドカンッ」と大きな音と共に衝撃が加わり、首が前後に「カクンッ」と動いたそうです。

車の破損個所も多く損害額も高かったため事故の衝撃もそれなりに強かったと推測されますが、事故直後はあまり痛みを感じず違和感程度でしたが、翌朝になると首の周りの筋肉が「ガチガチ」に張っていて痛みがあり頭痛も出現したため、当院へ受診して下さることとなりました。

むちうち損傷は首の痛みや頭痛以外にも症状が様々…

むち打ち損傷時に出現する痛みや症状は様々で、お身体に現れている症状が交通事故のケガによるものなのか判断がつかないと仰られる方が割と多いのでムチウチ症(交通事故後)の主症状を下記に記載しますが、ここで注意して頂きたい事は交通事故等の衝撃により首にダメージを受けると「バレ・リュー症候群」という自律神経症状(自律神経失調症の一種)が強く出現してしまうと「首が痛い・背中が痛い・肩が張る(肩こり)」等の症状だけでは済まなくなり、治療期間が長期化するケースも少なくありません。

この患者様も事故に遭われた翌日から首の痛みと腕から指先への若干のしびれ・頭痛が主訴でしたが、１～２週間程経過した頃から自律神経症状を訴える様になってしまいました。

ですから、下記の様な症状を少しでも感じた場合はなるべく早く当院や医療機関に受診しましょう。

また、交通事故でのケガは首や背中の痛みだけではなく腰痛が出現する事も割と多いです。

バレ・リュー症候群の治療法はあるの？

自律神経症状が出現するバレ・リュー症候群の治療法は、頚椎(首)の損傷が原因で起こると考えられているため、基本的には頚椎に対しての治療をする事で改善(平均３~６カ月)していきますが症状が強く出現していたり、改善がみられない難治症例に対して医療機関では「星状神経節ブロック(以下SGB)」というブロック注射療法を行う場合もあります。

バレ・リュー症候群に対して当院のアプローチ方法

自律神経症状が主体となるバレ・リュー症候群にはSGB療法が有効とされていますが、上記の図をご覧頂ければお分かりになると思いますが喉仏の横、数cm奥深く注射を刺される事に恐怖を感じる方もいらっしゃると思います。
そこで当院では、その星状神経節部に近赤外線治療器を照射する事で交感神経の興奮を抑え自律神経の調整を行う「近赤外線治療」と首周囲の筋緊張の緩和・自律神経の調整・疼痛緩和を目的に東洋医学的アプローチとして「鍼灸治療」を行います。

近赤外線治療はブロック注射とは異なり、仰向けで寝た状態で喉仏の両脇に近赤外線を照射するだけですので無痛でほんのりと温かい程度ですので安心してお受け頂けます。
(詳しく知りたい方は下記記事をご覧ください)

交通事故【むちうち】で首の痛み・頭痛が主訴の患者様が来院（磐田市41歳女性）まとめ

今回の患者様は現在も治療中ですが、腕のしびれは完全に消失し、首の痛みは軽減し可動範囲制限も改善傾向で自律神経症状も治まってきております。
ご本人も「軽視して当院へ受診していなかったら相当辛い事になっていたと思う・来院して良かった」と仰って下さったので私としても嬉しい限りです。

ご来院時の痛みや症状の訴え方を考えると、もう少し改善までに時間がかかると想定しておりましたが症状が悪化する前に、自律神経症状に対して治療を開始できたことで早期改善に至ったのだと思います。

交通事故後の痛みというと、首が痛い・腰が痛い・頭痛が辛い等の症状だけだとお考えになる方が多いと思いますが、自律神経症状も割と多くみられる事だけでも知って頂けると幸いです。

もし、現在その様な症状でお悩みの方・整形外科に通院中だがなかなか改善しないという方はお気軽にご相談下さい。