2016.06.01
テニス肘(外側上顆炎)
肘周辺部の痛みで来院される事が多いのがテニス肘です。(別名:外側上顆炎といいます)
上腕骨の一部で外側上顆(肘の少し上)という箇所より指の先まで筋肉がつながっており、手首や指先を酷使するとその付着部である外側上顆に炎症が起きるため『外側上顆炎』という名前が付けられ、この肘の外側の筋肉は手首を起こす際に使われる筋肉のためテニスのバックハンドで打つ際に痛めることが多く、『テニス肘』とも言われる事が多いです。
テニスをしている方に多くみられるためテニス肘と言われておりますが、もちろんテニス以外でも同様の症状を呈する事があります。
教科書的に多いとされているのが長橈側手根伸筋(ECRL)と短橈側手根伸筋(ECRB)という二つの筋肉で、それぞれ人差し指と中指の先から肘の上まで付着しており、デスクワーク(マウス・タイピング)時にその二本の指を酷使するため痛みが生じます。その他、手首を動かす力仕事や雑巾・タオルを絞ることが多い家事をされる方にも多くみられ年齢も様々で当院にも多く来院される疾患です。
症状が進行するとジッとしていても痛むとされる安静時痛が強くなり指や手首を少し動かしただけでも肘に激痛が走ることさえあります。そのまま放置していると筋肉に骨が引っ張られ、骨棘という骨にトゲのようなものができ変形していき更に痛みの度合いが強まり日常生活に支障をきたす事さえでてきます。(骨棘がひどい場合は手術にて取り除く事もあります)
他覚所見としては、Tomzen Testやmiddle finger ext Test(中指伸展テスト)が陽性となり肘部付近が腫れたり、押されると痛みます。
当院ではエコーにて炎症度合いをチェックし評価します。
整形外科など病院ではシップや飲み薬を処方されるだけの事が多い疾患ですが、当院では特殊電気治療や鍼灸治療・手技により筋肉の負担を軽減させるとともにストレッチを指導致します。急性期(痛みが強い時期)には数日間だけ手首を固定したりテーピングをしていただく事により痛みが軽減される事もあります。
肘の痛みでお困りの方はご相談ください。
エコー画像は筋肉と骨との付着部です。症状により骨に骨棘ができたり、筋肉の厚みが増したり炎症により腫れたりします。
2016.05.31
足関節捻挫(靭帯損傷)
足首のケガで、「骨には異常がなく捻挫でしょう」と言われると少し安心してしまう方もいらっしゃいますが、中には骨折よりも治るのに時間を要する場合もあります。 これはおそらく「骨折」のイメージが重症という位置づけだからでしょうか。
そもそも「捻挫」と「靭帯損傷」とは、ほぼ同じ意味ですが(捻挫の方がやや軽症)、こちらも靭帯損傷と診断されると診断名を聞いただけで驚かれる患者様を多々見てきました。 この様なイメージが世間一般に定着しているからか、捻挫を軽視してしまい痛みや他症状が残存し、いつまだ経っても痛みが治らない・腫れが引かないなどとお困りの方がいらっしゃると思います。
ですので、「捻挫だから心配いらない」のではなく骨折と同様、しっかりと治療をする事が必要となります。
当院では、エコーや各種徒手検査により捻挫の程度(グレード)を評価し、治療に役立てております。
足首の痛みでお困りの方はご相談ください。
エコー画像は、足首の靭帯(前距腓靭帯ATFL)を抽出しております。 損傷したり断裂するとこの付近が腫れたり、靭帯の繊維が乱れます。
2016.05.31
交通事故(むち打ち損傷)について
交通事故(むち打ち損傷)について

交通事故現場の様子(イラスト)
むち打ち損傷(Whiplash injuries )は、交通事故・労働災害などで首(頚椎部)に衝撃が加わることで引き起こされる頸椎部の軟部組織(筋・筋膜・靭帯・椎間関節包など)の損傷である。
むち打ち損傷の原因として最も多いものは、停車中に後方から追突される、いわゆる追突事故であり交通事故の中でも最も発生件数が多い。
メカニズムは一般的に追突の瞬間の「過伸展」とそれに引き続く「過屈曲」が強制される運動により生じる。(首が前後に勢いよく振られる)
むち打ち損傷(交通事故)の症状はどんなもの?

むち打ち症状で辛そうな女性
ムチ打ち症状は他覚所見が乏しくレントゲン等画像所見にも異常が見られないことがほとんどです(他人には理解してもらいにくい)
自覚症状として、首の痛み・運動制限・頭痛・めまい・肩こり・手のしびれ・筋力低下・悪心・冷汗など多彩な症状を訴えます。
そして当日は緊張や興奮により無症状な事もありますが、翌日ないしは数日後に症状が増す場合が多いので注意が必要です。
交通事故後の痛みは長期化すると更に悪化します

むち打ち症状が悪化し辛そうな女性
ムチ打ち症状が慢性化・悪化すると、
- めまい・耳鳴り
- 吐き気
- 視聴覚異常
などの自律神経症状(バレ・リュー症候群)が出現してくることもあり、そのほかにも
- 無気力
- 抑うつ
- 記憶力の減退といった精神的ショック
- 事故処理の疲労
なども影響し精神的にも不安定になる事や、症状がより複雑なものとなり完治できなくなる可能性も考えられます。
むち打ち症状を軽視してはいけません

注意マーク
むち打ち損傷を軽視してしまう方もおられますが、上記の通り時間が経てば経つほど症状が悪化し、悪循環な状態になってしまう事が多いので、不運にも交通事故に遭ってしまわれた方は早急に受診いただく事をお勧めいたします。
当院では国家資格取得者による手技(マッサージ・各手技)や最新の治療機器を用い、速やかに痛みが軽減されるよう治療させて頂きます。
一番大切な、患者様の訴えを聞き・状態をしっかりと評価させていただいた上で治療を開始致しますので、安心してご来院下さい。
自律神経症状でお悩みの方はこちらをご覧ください
《自律神経症状には星状神経節へのアプローチが大事》
交通事故後の痛みでお悩みの方はこちらをご覧ください
《交通事故後の痛みについて》
交通事故後の痛み・むち打ち損傷・肩こり・頭痛・耳鳴り・めまい・慢性腰痛・膝の痛み・スポーツ障害・ケガ・各関節の拘縮(骨折後)等 身体の痛み・悩みがあれば当院へお気軽にご相談下さい。 初診(初めて)の方はお電話にてご連絡下さい。
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モテ鍼(美容鍼)については専用ページをご覧下さい。
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2016.05.30
整体・骨盤矯正
整体というと、骨を「ボキボキ」とならしたりするイメージが強いと思いますが、骨を鳴らす事だけが整体というものではありません。
整体に定義はあるものの漠然としており本人が「整体」といえばそれは整体になり医療資格者でも無資格者でも整体は行えます。
当院ではまず整体治療を希望された場合、主訴をお聞きし身体のバランス・筋力・各関節の動きなどをチェック・評価させて頂きます。その後、痛みや訴えの原因となっている箇所を見つけ出し、根本的な治療をさせて頂きます。
治療例としては、急性の腰痛症(ギックリ腰)で来院された場合、痛みが強い急性期には鍼治療や超音波で炎症や疼痛を抑え、症状が安定した後、整体にて根本的な治療を致します。
骨盤や肩の左右の位置・高さ・背骨の曲がり具合、各筋肉のバランス・強さ等 より広い視点から評価しアプローチ致します。
根本的に身体の痛みや悩みを改善したい方はご相談ください。
2016.05.25
変形性膝関節症 膝蓋骨骨折
膝の痛みを訴え来院された女性で、病院では以前、変形性膝関節症と診断をされたそうです。
変形性膝関節症(以下膝OA)は、膝の軟骨や半月板(meniscus)などのクッションがこすれて薄くなり、やがて骨棘(骨のトゲ)ができ変形し徐々に膝関節の可動域制限(ROM limited)がでてしまう病態です。主症状は運動開始時痛(motion starting pain)や膝周辺の腫れ(swelling)、症状がひどいと安静時痛(rest pain)も出現します。
日常生活では、正座ができないことや階段の上り下りが辛い(特に下り)・歩き出しの一歩が痛む・立ったり座ったりが困難…など様々あり、正座はできる方からすれば何ともない動作ですが、できない方からするととても痛く辛い動作になります。ですので今はまだ正座もできるし膝の痛みもないから心配いらない…とは思わず膝周辺を含め下肢の筋力が弱くならないように定期的な運動・エクササイズを心がけることが大切です。
膝OAになるとよく「お水」が溜まるという表現を聞いたことがあると思いますが、軟骨やクッションの摩擦・摩耗が進むと当然、関節へ負担がかかります。その負担を減らすために過剰にですぎたものが「お水」となります。ですので身体の防衛反応として起こることですので、「お水」じたいは悪いものではなく、「お水」が過剰に出すぎてしまう膝の環境が悪いということです。
「お水」の色は透黄色(薄い黄色)が通常で、関節の中が傷ついたりすれば出血するためピンク色に近くなり骨折や靭帯損傷が起これば赤く、血の色となります。これは病院で膝に注射をしたさいにわかります。
「お水」を抜くとクセになる?と聞かれることが多く、そう思ってらっしゃる方も多いと思いますが、実際のところクセにはなりません。先ほど述べたように抜いても・抜いても「お水」がでてくるのは膝の環境が悪いからです。注射ができない私どもの資格者の中には、「お水」は抜かなくていい・抜いてもまた出るから意味がないとおっっしゃる方もいらっしゃいますが、私個人の意見としては膝に「お水」が溜まると関節内の圧が高まり曲げ伸ばしがしづらくなります(空気がパンパンに入った風船のイメージ)ので、そのままにしておくと膝のツッパリ感や関節の動きが悪くなるため、あまりにも溜まっていれば一度抜いてしまった方が患者様にとっては良いと思います。
もちろんずっと継続的に抜くことがいいとは思いませんので、その後の治療・運動が大切だと思います。
当院で、運動方法・エクササイズをお教えいたしますのでお気軽にお申し出ください。
1枚目:膝の半月板が摩耗し軟骨が減り関節が変形し関節内に「お水」が溜まっています。
2枚目:数年前にpatella Fx (膝のお皿の骨折)をしたそうで、癒合はしているもののまだはっきりと骨折部の段差が分かります
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