2016.05.25
変形性膝関節症 膝蓋骨骨折
膝の痛み(変形性膝関節症)について解説。膝蓋骨骨折の既往
膝の痛みを訴え来院された女性で、以前医療機関にて、変形性膝関節症と診断をされたそうです。
膝の痛み(変形性膝関節症)ってどんな症状?
変形性膝関節症(以下膝OA)は、膝の軟骨や半月板(meniscus)などのクッションがこすれて薄くなり、やがて骨棘(骨のトゲ)ができ変形し徐々に膝関節の可動域制限(ROM limited)がでてしまう病態です。主症状は運動開始時痛(motion starting pain)や膝周辺の腫れ(swelling)、症状がひどいと安静時痛(rest pain)や夜間痛も出現します。
日常生活では、正座ができないことや階段の上り下りが辛い(特に下り)・歩き出しの一歩が痛む・立ったり座ったりが困難…など様々あり、正座はできる方からすれば何ともない動作ですが、できない方からするととても痛く辛い動作になります。ですので今はまだ正座もできるし膝の痛みもないから心配いらない…とは思わず膝周辺を含め下肢の筋力が弱くならないように定期的な運動・エクササイズを心がけることが大切です。
膝の痛み(変形性膝関節症):膝に水が溜まるって本当?
膝OAになると「お水が溜まる」という事を聞いたことがありますか?通常、膝の関節には軟骨や半月板(クッション)が存在し、摩擦・摩耗しない為に「関節液」が関節包内(関節を包む袋)に充満しています。
この関節液が、加齢や急激な体重増加、筋力の低下等により、摩擦・摩耗が進むと当然ですが関節への負担が増大します。その負担を減らすために少しでも潤滑を良くしようと、過剰に出過ぎたものが「お水」となります。
ですので身体の防衛反応として起こることですので、「お水」じたいは悪いものではなく、「お水」が過剰に出すぎてしまう膝の環境が悪いということです。
「お水」の色は透黄色(薄い黄色)が通常で、関節の中が傷ついたりすれば出血するためピンク色に近くなり骨折や靭帯損傷が起これば赤く、血の色となります。これは病院で膝に注射をした際にわかります。
膝の痛み(変形性膝関節症):お水を抜くのはクセになるの?
変形性膝関節症の患者様からよく、「お水を抜くとクセになる?」と聞かれることが多いのですが、実際のところクセにはなりません。先ほど述べたように抜いても・抜いても「お水」がでてくるのは膝の環境が悪いからです。注射ができない私どもの資格者の中には、「お水」は抜かなくていい・抜いてもまた出るから意味がないとおっっしゃる方もいらっしゃいますが、私個人の意見としては膝に「お水」が溜まると関節内の圧が高まり曲げ伸ばしがしづらくなります(空気がパンパンに入った風船のイメージ)ので、そのままにしておくと膝のツッパリ感や関節の動きが悪くなるため、あまりにも溜まっていれば一度抜いてしまった方が患者様にとっては良いと思います。
もちろんずっと継続的に抜くことがいいとは思いませんので、その後の治療・運動が大切だと思います。
当院で、運動方法・エクササイズをお教えいたしますのでお気軽にお申し出ください。
1枚目:膝の半月板が摩耗し軟骨が減り関節が変形し関節内に「お水」が溜まっています。
2枚目:数年前にpatella Fx (膝のお皿の骨折)をしたそうで、癒合はしているもののまだはっきりと骨折部の段差が分かります
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《自律神経症状には星状神経節へのアプローチが大事》
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2016.05.17
橈骨下端骨折
先日、2月下旬にケガをした手首がまだ痛む、との事で女性の患者様がご来院下さいました。
2月下旬に転倒し、数日経っても腫れや痛みが治まらず近隣の整形外科を受診しレントゲンを撮り、左手首の骨折(左橈骨下端骨折)と診断され約1か月ギプス固定をされたそうです。
1か月後、ギプスを外し再度レントゲン撮影し骨もついたとの事で治療終了となったそうですが、手首周辺を動かすと固くこわばって痛む症状が今現在も続いているとの事でした。
骨折した当初の痛みは、炎症も強く安静時痛(ジッとしていても痛む)や限局性圧痛(骨折箇所を押すと痛い)他が出現しますが、徐々に炎症症状がひき、当初の症状がなくなっていきますが、固定をし関節を動かさずいると関節周辺が固くなり動かしづらくなっていきます。
『骨が癒合しても動かしづらい手』
になってしまっては何の意味もありません。ですので当初は固定が第一優先ですが、可能な限りどんどん動かすことが大切です。一度固まってしまった関節を元の状態に近づけることは時間も要しますし痛みも伴いますのでなるべく固まらないように早期から動かすことが重要です。
医療機関の医師の指示をふまえ、当院ではエコー(超音波観察装置)にて客観的に評価し可能な範囲で初期からリハビリを開始することにより
『骨が癒合し関節も固まらない手』になるよう心掛けております。
今回の患者様の場合、数か月経過しているため温熱療法で温めながら動きをつけていきます。ご自宅でできる運動をお伝えし行っていただく事でより治療効果があがります。
エコー:橈骨下端部の骨折で日数的に見て骨癒合しているがまだ骨折部に段差があり腫れも多少みられます。
2016.05.16
第5趾基節骨骨折
足趾(足の指)のケガをされた患者様が来院されました。
第5趾基節骨骨折と病院で診断されアルフェンスシーネ固定をされておりました。 足の指の場合、固定をしていても歩けば荷重(体重)がかかってしまうため、状態・骨折の程度により松葉杖歩行をしていただく場合もございます。
今回の患者様は転位(骨のズレ)も軽く、整復(元の位置に骨を戻す)の必要もないため、患部に負担がかからないように踵歩行とさせて頂きました。
固定期間は2週~4週間で骨のくっつき具合で多少早まったり、遅くなったりしますが同時に関節がどんどん固くなってしまうため、安全の範囲内で固定期間中も動かす練習をしていただく場合もございます。 「骨がくっついても動かない関節」なんてこともあるんです。
当院では、「骨もくっつき動きも問題ない」骨折の治療をできるようこころがけております。 骨折 等でお困りの方はご相談ください。
尚、骨折・脱臼の場合、医療機関にてレントゲンを含め医師による診断が必要となります。
当院でも、エコー(超音波観察装置)にて骨折などの経過を確認させて頂きます
1枚目:骨折部位
2枚目:反対の足との比較
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