2016.05.17
橈骨下端骨折
先日、2月下旬にケガをした手首がまだ痛む、との事で女性の患者様がご来院下さいました。
2月下旬に転倒し、数日経っても腫れや痛みが治まらず近隣の整形外科を受診しレントゲンを撮り、左手首の骨折(左橈骨下端骨折)と診断され約1か月ギプス固定をされたそうです。
1か月後、ギプスを外し再度レントゲン撮影し骨もついたとの事で治療終了となったそうですが、手首周辺を動かすと固くこわばって痛む症状が今現在も続いているとの事でした。
骨折した当初の痛みは、炎症も強く安静時痛(ジッとしていても痛む)や限局性圧痛(骨折箇所を押すと痛い)他が出現しますが、徐々に炎症症状がひき、当初の症状がなくなっていきますが、固定をし関節を動かさずいると関節周辺が固くなり動かしづらくなっていきます。
『骨が癒合しても動かしづらい手』
になってしまっては何の意味もありません。ですので当初は固定が第一優先ですが、可能な限りどんどん動かすことが大切です。一度固まってしまった関節を元の状態に近づけることは時間も要しますし痛みも伴いますのでなるべく固まらないように早期から動かすことが重要です。
医療機関の医師の指示をふまえ、当院ではエコー(超音波観察装置)にて客観的に評価し可能な範囲で初期からリハビリを開始することにより
『骨が癒合し関節も固まらない手』になるよう心掛けております。
今回の患者様の場合、数か月経過しているため温熱療法で温めながら動きをつけていきます。ご自宅でできる運動をお伝えし行っていただく事でより治療効果があがります。
エコー:橈骨下端部の骨折で日数的に見て骨癒合しているがまだ骨折部に段差があり腫れも多少みられます。

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