2016.11.21
シンスプリントの治療について
先日、シンスプリント(詳しくはこちらをクリック)についてご説明させて頂きましたが今回はその治療法などをお伝えさせて頂きます。
まず原因と考えられる筋肉(下腿三頭筋・後脛骨筋・長母趾屈筋・長趾屈筋)の付着部で炎症を起こし、柔軟性が低下している事が考えられますのでその炎症をアイシングや超音波にて鎮静化させ、レーザー治療や鍼(はり)・灸(きゅう)治療・手技・ストレッチ等で筋の弾力性・柔軟性を向上させる事が大切です。ストレッチは各筋肉それぞれが一番伸長される肢位で行うとより効果が期待できますのでホームエクササイズとしても伝えさせて頂きます。
炎症が引き痛みが軽減された後は、下肢のアライメント(バランス)や足部のアーチ等をチェックし痛みの原因と考えられるような状態・姿勢だった場合はエクササイズや足底板・整体等でアプローチし治療する事で再発予防にもなります。
代表例としては膝を曲げた時に内側に曲がる「knee in」(ニーイン)しやすい場合は前方荷重エクササイズや足のアーチが低下している偏平足にはタオルギャザーエクササイズなどを行います。他にも背骨の硬さや側弯症(そくわんしょう)・骨盤、股関節の硬さ・足部の関節の緩さ・バランス感覚の低下等も影響される事が考えられますのでそれらの点も評価させて頂きます。
中・高校生は医療機関等へ受診し競技そのものを中止とされる事や通院を理由にメンバーから外され試合に出場出来なくなる事を恐れ「だましだまし」競技を続けてしまうケースがあり、そのまま放置していると悪化し最終的には「疲労骨折」を起こしてしまい結果的に競技を長期的に中止となってしまう事がありますので早期から治療をお受け頂く事が大切です。ですので当院では、スポーツ活動の継続または中止かは状態にもよりますが、「絶対安静」はあまりせず、治療をお受け頂きながらできる範囲で行っていただける様な治療プランをご提供させて頂きます。もちろん少しでも早く痛み「ゼロ」を目指して治療させて頂きます。
練習前や試合前にはテーピング等で固定・サポートする事も必要ですので巻き方などもお伝え致します。

シンスプリント以外にも肩こり・慢性腰痛・膝の痛み・スポーツ障害・ケガ・交通事故後の痛み・むち打ち損傷・各関節の拘縮(骨折後)等 身体の痛み・悩みがあれば当院へお気軽にご相談ください。
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