慢性腰痛になりやすい人の特徴

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慢性腰痛になりやすい人の特徴

慢性腰痛になりやすい人の特徴
腰痛で辛そうな女性

慢性腰痛になりやすい人の特徴についてお話させて頂きます。まず初めに当院へご来院された患者様のお話から…
先日「ギックリ腰」のような急激で激しい痛みではないが、以前から長期的に腰痛で悩まされているという方が来院されました。その患者様は、40代男性・職業は製造業で常に下を向いて立った姿勢での作業が多いとの事でした。この長時間立ちっぱなしの姿勢が腰痛を発症させたり増強させます。皆さんも家事でお皿洗いをすると、たった数分足らずで腰のあたりが突っ張り痛くなった経験を一度はされた事があると思いますが、その何倍もの時間立ったままの姿勢を維持するというのは腰への負担が相当加わる事は何となくイメージできますが「腰痛」が立っているだけで起こるとは考えにくい方もおられると思います。
これは筋肉が性質上、同じ張力を保ったままの状態でい続ける事を苦手とするため長時間同姿勢を保つと血流が不足し、弾力が減り疲労しするからです。
(ちなみに立ったままの姿勢だけではなく、座り仕事であるデスクワークでも腰痛になりますし、極端にいえば寝返りを全く打たなければ寝ているだけでも腰痛になります。)
さらに長時間の立ち仕事は脚の筋肉も動きが減るためハムストリングス(モモの裏側の筋肉)がタイト(硬く短縮)になる事でより悪影響を及ぼします。加えて、この患者様の場合は肥満体型でお腹の重みを支えるため背筋群が過剰に収縮(力が入って硬い状態)していた事や元々、股関節の動きが悪く可動域制限が強い・職場や日常生活でストレスを感じているとの事でしたのでそれも慢性腰痛に陥ってしまった原因として考えられます。(人間は精神的ストレスを受けることで交感神経が強くなり末梢血管が収縮してしまう事で筋肉への血液供給も乏しくなります)

慢性腰痛になりやすい人の特徴5つ

慢性腰痛になりやすい人の特徴
腰の筋肉

慢性腰痛に陥りやすい人の特徴は下記の5つに分類されます。

5つの分類
  • 仕事や日常生活動作で長時間同じ姿勢を強いられる
  • 下肢の筋肉が硬い(骨盤・背骨・股関節やその他下肢関節の可動域制限、動きが悪い)
  • お腹周りに脂肪が多く腹筋が低下している(背筋への負担が増大するなど背骨を挟んで前後のバランスが崩れている)
  • 中腰の姿勢や重量物を持ち上げる等が多い
  • 精神的ストレスをかかえている

となります。(もちろん他にもありますが…)

ですからこの5つが当てはまらないように予防・改善する事で慢性腰痛から脱却できると思います。

慢性腰痛からの脱却・対策方法

慢性腰痛からの脱却・対策方法
腰痛を訴える男性(イラスト)

具体的には、

慢性腰痛からの脱却
  • 長時間同姿勢を強いられる際はできる限りこまめに体勢を変える(足踏み・背伸びをする、座位保持の場合は立ち上がる)
  • 毎日、腰~殿筋~下肢のストレッチを行い適度な運動を心掛ける(無理なく毎日少しずつ量を増やす)
  • 過食をせず、バランスの良い食生活を送り腹筋・背筋の筋トレをする(腹圧を高める)
  • 中腰や屈む姿勢は腰を曲げず膝を曲げる等姿勢を気を付ける
  • 適度な運動をしたり、休日は趣味等好きな事を行いストレス発散する
腹圧の解説(3D解剖図)
腹圧解説図

(上記の5つだけ行なっていただければ慢性腰痛はかなり軽減すると思いますがそれでも改善しないようであれば当院へ受診下さい。)

この患者様は、背部から腰・殿筋にかけて筋緊張が強かったため鍼治療をお受け頂き腰部から下肢にかけてのストレッチ+腰背部の手技にて対応させて頂き、今後は週1のペースでご通院と日常生活動作やホームエクササイズを毎日行っていただくようにお伝えしました。

長年腰痛に悩まされている方や治療に通っているが中々改善されないでお困りの方はお気軽に当院へご相談下さい。

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