2016.10.15
足関節捻挫 三角靭帯損傷(ankle-sprain-deltoid-lig-inj)
先日、サッカー中に足を捻挫された方が来院されました。
発生機序としては、左足でボールを蹴ろうと右足で踏み込んだ際にその軸足となる右足首を捻ったとの事でした。
一般的に足首の捻挫の場合、内返し捻挫(足裏が内側を向く方向)が圧倒的に多く骨折や靭帯断裂・損傷が外果部(外くるぶし)に発生します。
しかし今回の患者様は左足でボールを蹴る際に軸足となる右足を捻ったとの事から内返し捻挫は起こりにくい事がお分かりでしょうか?
問診の際に、お聞きしたところ内果(内くるぶし)側に痛みがあり外側(外くるぶし)側は痛みも腫れもないため、やはり今回は外返し捻挫(足裏が外を向く方向)と推測されます。
外返し捻挫の場合、内果(内くるぶし)の真下に三角靭帯という靭帯がありその靭帯を痛める事が多いです。
三角靭帯は外くるぶし側の外側靭帯よりもはるかに強靭で子供の場合、三角靭帯が断裂するほどのストレスが加わった場合骨が先に剥離(はくり)骨折をしてしまうと言われるほど強固な靭帯です。(大人の場合は骨も強くなっているため靭帯が損傷されるケースもありますが…)
今回の患者様は10日前後経ってから来院され、内側の靭帯部に圧痛があるものの損傷度合いも1度強、程でしたので大きな固定はせずテーピング固定をし患部に超音波治療・レーザー治療にて修復促進をはかりました。(ケガをして直ぐであれば最低でも1週間は固定して頂く事が望ましいところですが)
捻挫や骨折の場合、重症度により数週間の誤差はありますが固定をしその後、関節可動域訓練・筋力訓練・バランス訓練をする事により再発予防にもなりますので特に捻挫の場合、軽視してそのままにしておくと「クセ」になることがありますので注意が必要です。
当院では、超音波観察装置にて骨軟骨や靭帯等、軟部組織の損傷度合いを評価してから治療に入りますのでもし骨折が疑われる場合は一度、医療機関でレントゲン検査をお受け頂く様お伝えもできますので安心して受診頂けると思います。
捻挫や骨折以外でも痛みでお困りの際はお気軽にご相談ください。
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