2016.11.05
ギプス固定(gyps-fixing)
本日の午後は自費治療の予約の患者様が数人だけだったため、業務終了後に急遽、ギプス固定の練習をしました。
以前、勤めていた時の職場の後輩が私が開業する前から巻き方を教えてほしいと言ってくれていましたが、開業してからなかなか時間的に余裕がなくずっと先延ばしになってしまっていたので申し訳なく感じていましたがやっと練習会ができたので私もほっとしました。
私共、接骨院(柔道整復師)は昔も今現在も、骨折や脱臼・捻挫・打撲等のケガを治す仕事ですので必要な時は固定をさせて頂く事があります。
時代の流れとともに何屋さんなのか分からなくなっている方もいらっしゃるとは思いますが本来、骨折・脱臼等の治療ができる事が大前提でその上で、それ以外の症状や疾患も診れる事がスマートだと思います(そう考えない同業の方を否定するつもりはございませんが…)
しかし近年、大半の接骨院ではそういった固定の作成(ギプスを巻いたりシーネを身体の形に合わせて作ったり)ができない人が多いのが現状だと思います。
なぜできないかというと、骨折や脱臼など固定が必要な大きなケガの患者様が接骨院には来ないと思っているから固定できなくてもいい・巻けないということはその様な患者様が来院されても診れないから断ってしまうので、尚巻けなくなってしまう等が理由としてあると思っています。(もちろん完璧にできる先生方も大勢いらっしゃるのも事実ですが…)
私は骨折や脱臼、打撲・捻挫と謳っているからには、しっかりと最初から最後まで責任もって診させて頂きたい・診れるようになりたいと思い今まで修行・研修させて頂いてきました。(当然人間ですので100%とはいえませんが100%に限りなく近づける様に努力しています)
私も最初の頃は当然ですが、うまくギプスを巻いたり固定を作成したりできなかったので当時の諸先輩方に合格を頂くまで毎日毎日練習し夢にまで出てくるくらい包帯を巻きギプスを巻き固定の練習をしていました。そこから徐々に患者様の前でも落ち着いて巻く事ができるようになってきたとは思いますが、何度巻いても緊張はするものです…(その緊張感が大切で、そのくらい固定をするという事は患者様にとって大きな負担であり少なからずともリスクが生じ、今後の人生にも影響するものです。安易な気持ちやいい加減な固定をすることによって一生残る後遺症もあります)
毎日のようにギプスを巻いたり固定具を作ったりしていた日々が懐かしく感じ、やっぱり私はこの仕事が好きなんだな~と感じました。
何にでもいえることですが、物は使わないと故障したり錆びたりします。技術もそうですが常に練習して日ごろから準備しておくことでより良いモノを提供できると思いますので、固定技術も錆びないように定期的に練習会を開催したいと思いました。
今回は手首の骨折を想定しての固定…後輩が上手に巻きました。
次回は足関節のヒール付きキャストかシリンダーキャストをやろうかと計画中…
今まで私にこのような技術をお教え下さった諸先輩方・巻かせて頂いた患者様に感謝しつつ、これからも見た目も美しくより機能的な固定を提供できるように日々努力したいと思います。
カテゴリー: ゆうき鍼灸接骨院について, 症例 骨折 | Post : 2016.11.05 19:38
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