2017.02.24
小児の肘が抜ける・ハズれた(肘内障)~について
ここ最近でお二人の小さなお子さんが来院されました。
2~5歳前後で当院へ受診される原因のほとんどが「肘が抜ける」「肘が外れる」事です。正式には『肘内障』といいます。 前腕の橈骨という骨の肘の付近の部位を橈骨頭といいますが、そこに輪状靭帯というリング状の靭帯が覆うように付着しており、成長と共に骨が大きくなれば問題ないのですが小児の場合、この骨が小さいため手を引っ張ったり寝返りをうつ際に「スルッ」と抜けてしまいます。(正確には脱臼ではなく亜脱臼といい半分抜けているような状態です)
これにより突然泣き始めて腕を動かさなくなり患肢はだらんと垂れ下がり反対の手で支えたり、バンザイなどをしなくなります。原因は上記でもお伝えした通りで手を引っ張った時に抜けてしまう事が多いのです。 よくありがちなパターンは「手を繫いでいる際に強く引っ張ってしまった」「スーパー等で買い物中にダダをこねて寝そべってしまい無理やり引っ張ってしまった」等です。しかしそんな事日常茶飯事にしているが大丈夫という方もいらっしゃると思いますが、一人ひとり性格が違うのと同様、骨格も人それぞれであるため「抜けやすい子」が存在します。また普段は大丈夫だが、ある角度・引く強さ等一定の条件が揃えば外れてしまう可能性も十分にありますのでお気を付け下さい。(とはいってもなかなか気にしてられない時もあると思いますが…)
以上の事から、2~5歳前後のお子さんが急に腕を挙げたがらない・バンザイできない場合は、まずこの肘内障を思い出して下さい。
抜けてしまった場合は、整復といって肘を「はめる」治療をしなければなりません。(基本的には手首を数回動かす程度で治ります…難治例もあり、中々入らない子や入ったか分かり辛い場合や肘内障ではなく別のケガという場合もありますので簡単ではなくしっかりと診させて頂く事が大切です)←そのあたりは次回詳しくご説明させて頂きます。
外れているときは腕を挙げたがりませんが、入った途端「バンザイ」や「バイバイ」ができるようになります。
当院では、その様な患者様が来院されてもすぐに肘内障と決めつけるのではなく、しっかりと親御さんのお話等を伺いエコー(超音波観察装置)で確認させて頂き、その後で整復させて頂きます。
肩こり・慢性腰痛・膝の痛み・スポーツ障害・ケガ・交通事故後の痛み・むち打ち損傷・各関節の拘縮(骨折後)等 身体の痛み・悩みがあれば当院へお気軽にご相談下さい。 初診(初めて)の方はお電話にてご連絡下さい。
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