2017.03.14
鎖骨骨折について
先日、当院に交通事故で鎖骨を骨折したので治療を受けたいとのお電話が入り、その後来院された患者様がいらっしゃったのでご紹介させて頂きます。
その患者様は、鎖骨以外にもケガ(骨折や挫傷・擦過傷)をされたほどの大けがでしたが不幸中の幸いなのか手術や入院するほどではなく通院できたため当院を選んで来院下さいました。(当院は骨折等の外傷も得意としております) 鎖骨を骨折してから約5週目でしたがまだレントゲン上でも骨はくっ付いていないとドクターに説明を受けたとの事でした。
鎖骨骨折の特徴は、骨の付き(癒合)は良い方ですが(外端部・内側端は除く)、骨折しやすく四肢(手足)と比べると固定が難しいという事です。鎖骨は呼吸するだけでもわずかですが動きますし、腕を挙げていくと一定の角度からは鎖骨も動くので鎖骨部分にギプスやシーネ等当てて固定するという事がしづらく、保存療法(手術せずに治す)での固定方法はクラビクルバンドや8の字バンド・リングバンド等と呼ばれるモノを両肩に通し、胸を張るような姿勢でいる事が一般的です。胸郭(胸)を拡げる姿勢をとる事で、鎖骨の骨折部分のズレが戻りますが固定を外せばすぐにズレてしまうため常に固定は外さず、お風呂も固定したまま濡れずに入る様、指導するドクターもいらっしゃいます。(骨折部分が安定型だったり場合によっては制限付きではありますが外していいというケースもあります)それと、上記でもお伝えした様に腕を挙げていくと鎖骨も動くため骨折がある程度安定するまでは肩も動かしてはいけません。そのため肩関節の拘縮を起こしてしまう場合も少なくありません。
5週経過しても骨折部はエコー上でもはっきりと確認できました。
この患者様の場合は、現在固定は外れて幸いにも肩の強い拘縮も起きておらず、骨折部の圧痛も強いため積極的なリハビリは行わず、自制内での関節可動域訓練を行っております。
骨折部に圧痛(押した痛み)があるうちは骨のくっ付きも悪く安定していない状態も考えられますので、症状・経過をみながら徐々に運動を始めていきたいと思います。


交通事故後の骨折も当院にて治療する事ができます。詳細はお電話にてお問い合わせください。
肩こり・慢性腰痛・膝の痛み・スポーツ障害・ケガ・交通事故後の痛み・むち打ち損傷・各関節の拘縮(骨折後)等 身体の痛み・悩みがあれば当院へお気軽にご相談下さい。 初診(初めて)の方はお電話にてご連絡下さい。
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