2016.12.09
磐南野球部トレーナー活動
今週もトレーナー活動に行ってきました。 テスト期間に続き二年生は修学旅行だったため練習できない日が続いた事もあり、肩や肘の投球による痛みが続いていた選手も少し軽減している人が多く良い骨休みになった様な気がしますが、代わりに久しぶりの練習で走り込みなどハードなメニューが多かったため下肢~腰の筋肉の張り感・筋肉痛を訴える選手が多いように感じました。(どの選手も同じような部位の訴え)
これからの季節はシーズンオフのため投球回数がかなり減りますので、その間に肩や肘の痛みが少しでも完治に近づく様にすると同時に寒い時期なので肉離れなど新たなケガを起こさせないためにもメンテナンスが大切ですので私も気合をいれて頑張りたいと思います。
そこまで強くはないですが肘の後方部分(上腕三頭筋部)や肩背部の張り感等を訴えますが、肩甲胸郭関節他上肢帯の可動性も良く動きもスムーズな選手がいます。その選手は今まで特別大きなケガもなく痛み知らずで野球をやってこれたそうですが今回、腰部の張り感が主訴だったため下肢の柔軟性・体幹の安定性などのチェックをしてみたところ、上半身の滑らかさからは想像しにくいほど関節の可動範囲も狭く下肢の筋の柔軟性も低く硬い感じでした。痛み知らずで医療機関等に通院しないことはスポーツ選手として大変すばらしい事ですが自分の身体の特徴や変化に気づきにくい傾向があるように感じますので、状態をお伝えし選手自身もストレッチやエクササイズを行うように指導させて頂きました。
私共の役割はケア(痛みを無くす)する事だと思いますが、少しでも自分の身体に興味を持ち知ってもらう事も重要な役割だと思います。 身体に異常が出始めた際すぐに気付きケガを未然に防ぐためには、まず正常を知る事で、その正常を知るためには常日頃から選手自身がストレッチやエクササイズをする事が重要だと思いますのでそのあたりもしっかりとお伝えしていきます。 これから一段と寒さが増し、スポーツ選手に限らず身体のどこかに痛みが生じる事が多くなると思いますので皆さんも痛みがない時こそストレッチ等を行い、ご自身の身体のメンテナンスをして頂く事をおすすめ致します。 当院では、ストレッチ等ホームエクササイズも細かくお伝え致しますので何かありましたらお気軽にお聞き下さい。
他にも肩こり・慢性腰痛・膝の痛み・スポーツ障害・ケガ・交通事故後の痛み・むち打ち損傷・各関節の拘縮(骨折後)等 身体の痛み・悩みがあれば当院へお気軽にご相談下さい。
2016.12.07
交通事故後の痛みについて
交通事故後の痛み
先日、運転中に渋滞で動けず停まっていたら後方の車に前方不注意で追突され、その後、首~背中~腰にかけての痛みがみられたため心配になり来院された患者様がいらっしゃいました。以前に来院された患者様もそうですが当日は気が動転していたためか痛みがなく安心していたが、翌朝になり身体全体が「カチカチ」になって痛くて動かせない様な状態になる事が多いです。
今回の患者様も痛み以外にも頭痛・吐き気・全身倦怠感などの自律神経症状と思われるような症状が多々みられました。頚の前方(のど仏の両横)には星状神経節といい自律神経の調節等をしてくれる器官がありますが(字の如く星の様な形をしています)追突の衝撃や周囲の筋肉の緊張等により調節機能がしっかりと機能しなくなり上記の様な症状が出現するともいわれておりますので頚や腰の治療だけでなく、自律神経系の調節をすることで症状が軽減されます。 実際には、自律神経系の乱れと言っても客観的に評価することや数値化する事が難しいため、周囲の人からも理解されにくくご自身でさえも改善しているのか分からないとおっしゃる方もいますが、基本的には不定愁訴となる自覚症状が軽減されれば徐々に改善していると判断します。 当院では筋肉の張り感や凝りだけを治療対象とするのではなく、その様な自律神経系の調節も含めて治療することでより早期に辛い痛みや症状が緩和されるように治療させて頂きます。
鍼灸治療は筋肉の張りや凝りを緩めるだけでなく自律神経の調節にも有効とされておりますので症状が強い場合はお受け頂く事をおすすめ致します。また星状神経節部にレーザー照射することでより治療効果が高まりますので併用して頂きます。
これから治療院を探される方や他の医療機関等で治療しているが改善しない・別の方法で治療を受けたい等お考えの方は当院へお気軽にご相談下さい。
当院は交通事故による、むち打ち損傷などの専用の治療プランがあり患者様からの満足度・改善度で高い評価を頂いております。
当院では時間外でも受付させて頂きます
お勤め先の先輩・上司等の方に理解してもらえず症状が辛いのに時間の都合で通院ができない・保険会社さんからは整形外科に通うように言われているが受付時間が早いため通院の際は早退しなければならず、十分に通院できない等のご意見を少なくとも耳にしますが、当院では、受付時間を過ぎても事前にご連絡頂ければ時間外でも治療をお受け頂ける様になっておりますのでご安心ください。
お願い!!
当院はInstagramでも身体の痛みや悩みに関する内容を中心に投稿しております。当記事が少しでもお役に立てたのであれば是非フォローして頂けると幸いです。また、交通事故に遭い当院へ受診を希望される場合は保険会社や医療機関にその旨を話す前に事前にこちらへご連絡下さるとスムーズに受診頂けます。その他、何かお困りの事等ございましたらお気軽にご連絡下さい。
(下記どちらでも構いません)
むち打ち損傷以外にも肩こり・慢性腰痛・膝の痛み・スポーツ障害・ケガ・交通事故後の痛み・むち打ち損傷・各関節の拘縮(骨折後)等 身体の痛み・悩みがあれば当院へお気軽にご相談下さい。
2016.12.06
上腕二頭筋長頭腱断裂の症状について(LHB rupture)
以前、上腕二頭筋長頭腱の断裂について書かせて頂きましたので、今回はもう少し細かくどのような症状・所見なのかをご説明させて頂きます。(前回記事は下記から)
上腕二頭筋長頭腱(以下LHB)の断裂は退行変性を基盤に発症するため、50~60歳代の中高年者に好発するがスポーツ選手や重労働者の方にもみられ、高齢者では腱板断裂を合併する場合がある。
加齢により徐々に各関節の骨の部分に骨棘(こつきょく)という骨のトゲみたいなものができ、変形がみられるとその間を走行する腱や筋肉は擦れて摩耗し損傷したり断裂しやすくなる。LHBも同様で常に負担・ストレスがかかり傷んでいる状態で、重いものを持ち上げる動作など瞬間的に二頭筋に力が入った時に「ブチンッ」と断裂するケースと、一度の力では断裂しないような小さな負担が繰り返されることによりいつの間にか切れてしまう自然断裂を起こす場合もあります。
肩の安定性を主に担っている腱板が同様に断裂や変性(摩耗)するとより安定性を増すためLHBへの依存度が増し負担が大きくなる事で断裂する事もあるので腱板機能が低下している場合は注意が必要です。
臨床像としては腕に力が入るような動作(重い物を持つ・運動時)時に「ブチンッ」と断裂音が聞こえ、同時に疼痛を自覚し運動障害が出現し痛みは上腕の前面に放散する事が多いですが、自然断裂に近いような場合は外傷も不明瞭で断裂音や疼痛も軽微な場合があります。
完全断裂の場合は、上腕二頭筋の筋腹(力こぶ)が上腕末梢部(肘近く)の方まで下降し、異常なふくらみを形成することがあり抵抗運動でより著明となります。
受傷直後は個人差はありますが、結節間溝(肩の前面)や二頭筋に圧痛がみられ皮下出血(内出血)がでますがこれらの症状は急性期(数日~数週間程度)で軽減または消失しますが、肘関節の屈曲力(曲げる力)の低下や肩関節の違和感がみられる場合が多いといわれています。
治療に関しましては、スポーツ選手や日常生活・仕事等で力作業が多く支障をきたしてしまう場合は断裂した腱の断端を再び結び固定する手術を行いますが、LHB以外にも肘を曲げる働きをする筋肉があるため全く曲がらないという訳ではないため、生活にそこまで支障をきたさない方や高齢者はそのまま保存的治療(手術しないで治す)を選択することが一般的です。
(手術を選択する場合は放っておくと断裂部がどんどん瘢痕化し変性・退縮し硬くなってしまうためなるべく早期に受けられることをおすすめ致します)
保存療法の場合は、疼痛等痛みのコントロールが可能となった後は、残存する筋の筋力トレーニング・周囲の関節可動性の向上などに努める事が大切です。
当院では鍼(はり)・灸(きゅう)治療や超音波・レーザー治療などの特殊電気治療を組み合わせる事でより効率よく治療することが可能です。
肩が痛く「五十肩」と診断をされた方でも実は断裂していた…なんてケースもありますので気になる方は当院を受診下さい。
上腕二頭筋長頭腱断裂以外にも肩こり・慢性腰痛・膝の痛み・スポーツ障害・ケガ・交通事故後の痛み・むち打ち損傷・各関節の拘縮(骨折後)等 身体の痛み・悩みがあれば当院へお気軽にご相談ください。
2016.12.03
上腕二頭筋長頭腱断裂(LHB rupture)
以前、上腕二頭筋長頭腱炎について(詳しくはこちらをクリック)書かせて頂きましたが、上腕二頭筋長頭腱が断裂(だんれつ)してしまった患者様が来院されましたのでこちらのケガについてご説明させて頂きます。
その女性の患者様は元々当院にて治療をさせて頂いておりました。以前からいわゆるママさんバレーを長くつづけられていて(しかも強豪チーム)部活をやっている学生顔負けなくらいに意識が高くとても遊びとは言えないくらいの競技レベルという印象でした。 数年前にMRIを撮り、肩のインナーマッスルである腱板(けんばん)といわれる筋肉を断裂していると整形外科で診断され、その後他の医療機関等でも治療をしておりましたが症状が改善されなかったため当院に受診されました。
肩の関節の安定性に関与する筋肉は腱板(棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)が主ですが上腕二頭筋長頭腱(以下LHB)も同じ役割を担っています。ですのでこの患者様の場合は腱板が断裂し機能が低下しているためよりLHBにかかる負担は大きかったと思います。 今回の受傷機転はバレーの試合中、ボールを思い切りアタックした際に肩周辺部に「ズキッ」と痛みが走りその後はプレーできず、試合はもちろん帰りの運転さえできずに帰られたそうです。(この一度のアタックで痛くなったという事は重要なポイントです)
その後皮下出血(内出血)が広範囲にみられたため医療機関に受診して頂きドクターに「断裂」と診断をされたそうです。
手術はすすめられなかったこともあり保存的治療(手術しないこと)を希望されておりますので、断裂してしまった筋肉以外でカバーするかたちになりますが、腱板断裂もしていてLHBの断裂も加わりより難易度の高い症例だと思います。
今はまだ炎症症状が強く痛みも強いため超音波等で鎮静化させ、積極的な運動やエクササイズは控えて安静にして頂き、徐々にスポーツ復帰に向けて残存する筋肉を強化し、周囲の関節の可動性をつけ少しでも肩周辺に加わるストレスを軽減させることが大切です。
治療や評価方法等は次回ご説明させて頂きます。
エコー上でもしっかりと断裂像が確認できました
☆☆☆皮下出血・エコー画像を詳しくみたい方はこちらをクリック☆☆☆
上腕二頭筋長頭腱断裂以外にも肩こり・慢性腰痛・膝の痛み・スポーツ障害・ケガ・交通事故後の痛み・むち打ち損傷・各関節の拘縮(骨折後)等 身体の痛み・悩みがあれば当院へお気軽にご相談ください。
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