2016.12.12
足関節外果下端骨折から約4カ月後
以前にご紹介させて頂いた足関節外果下端骨折(詳しくはこちらをクリック)後の患者様の現在の状態・エコー画像ではどう写るのかをご紹介させて頂きます。
ご紹介先のクリニックの医師より受傷時~約4週間ギプス固定・その後は装具にて固定し徐々に固定を軽くしていき固定offとなりました。レントゲン検査も定期的に撮影し転位(displacement)・骨のズレ等がないかをチェックして頂き、受傷後3カ月を過ぎズレもなく安定しているため治療終了となりました。患者様にはギプスをしている時から足趾(足の指先)を動かすためタオルギャザーを行い、足首に関しても固定をしているため関節は動きませんが等尺性収縮(Isometric)下での筋力運動を毎日行って頂く様お伝えしました。
おそらく大勢の方は骨折しギプス固定をしている期間は安静にしているものだとお考えの事と思いますが、実はその反対で「どんどん動かす」のが大事です。(正確にいうと許される範囲でどんどん動かすが正解ですが…) 骨折部は癒合(骨がくっ付く)するために安静にしなければいけませんがその骨折部の周囲にも筋肉や靭帯があります。筋肉や靭帯・他軟部組織と呼ばれるもののほとんどが動かさずに数週間経過すると癒着して動かなくなってしまいます。 ですので、骨折部が安定し固定を外した時には筋力の低下が顕著で関節拘縮(かんせつこうしゅく)といい関節が固く動かなくなってしまう事が多々あります。
今回の患者様は初期より安全で可能な限りどんどん動かす訓練をして下さった事もあり現在は骨折部の圧痛はなく(偽関節の心配もなく骨癒合良好)関節拘縮も強くはみられず徐々に可動域(可動範囲)も回復し左右差はほとんどない状態まできています。 (見た目では感じない程度のツッパリ感があるため拘縮治療・お灸治療にて加療中ですが日に日に改善しています)
クリニックの診察ではレントゲンの結果と次回の来院日を言われるだけだったそうで終了時も硬さはそのうち治るか、もしかしたらそのままと告げられたそうなので当院にて施術を受けなかったら今頃もっと足が動かなかっただろうとおっしゃられ喜んでくださっています。
(比べられない事なのでもしかしたら変わらなかったかもしれませんが私の少ない経験上ではありますが十分に早期から訓練を開始したことで拘縮を最小限で食い止められたと思います)
私は、ドクターとは全てにおいて優秀ですばらしい方たちだと思っておりますが、骨折治療の限られたわずかな領域に関しては私どもの職種はそれ以上の知識や技術がないといけないと思いますし自信をもってそういえる様でありたいと考えておりますのでこれからも骨折や脱臼・捻挫後のリハビリ方法・開始時期・強度など事細かにお伝えできるように努力していきたいと思います。(当然、医師の指示に従う中での話ですが…)
骨折後の拘縮や痛みなどでお悩みの方は当院へお気軽にご連絡下さい。
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