2016.10.27
急性の腰痛症(ぎっくり腰)にはご注意を
ぎっくり腰で来院された患者様…
先日、急性の腰痛症、いわゆる「ぎっくり腰」になった患者様が来院されましたのでその時のお話をさせて頂きます。
ぎっくり腰になってしまい対処法を知りたい方は下記よりご覧ください
痛みの原因は、祭典中に車が来たので近隣のお子さんを抱きかかえ移動させようとした際に「グキッ」となり、もうそこからは普通に歩けず前かがみのまま恐る恐る歩くしかなかったとの事です。
この時の状況をもう少し細かく聞いていくと、「ギックリ腰」になる患者さんに割と多くみられるある共通点が今回の患者様にも同様にみられました。それは、物を持ち上げる時、想像の中での重さと実際に持ち上げた時の誤差が大きいと痛めやすいという事です。
今回の患者様も急に車が来たので急いで抱き上げたのもそうですが、そのお子さんが見た目は軽そうだったので軽々持ち上がるだろうと思いながら抱き上げたら想像以上に重かったらしく、それで痛めてしまわれたとの事でした。(いつも抱きなれているご自身のお子さんであれば今回の痛みは発生しなかったんじゃないか…とも仰られていました。)
皆さんにも想像して頂きたいのですが、これから何十㎏もの思い荷物を持ち上げようとした場合どうしますか?
通常であれば、元々腰痛持ちの方はコルセットや腰痛ベルトを巻くなどしてから膝を曲げしゃがみ込み少しでも持ちやすく力の入りやすい姿勢になってから「グッ」と持ち上げると思います。
上記の様な姿勢や対策をとる事で腰への負担はいくらか軽減します。ポイントとしては「膝を曲げる」事です。なぜ膝を曲げるかというと、膝を曲げる事により「腰が曲がりにくく」なります。
腰の安定性は筋肉や骨で保たれています。腰椎(腰の骨)同士が重なり合った所が関節となり関節が「カチッ」とはまり込み、安定性を強めているわけですが、特に腰が伸展位(腰が伸びた状態)にある方が安定性が強まります。ですので前かがみ姿勢や中腰のような姿勢は骨性の安定性が弱くなるので、そこで「グキッ」となってしまう事が多いのです。
今回の患者様も上記のように膝を曲げずに伸ばした状態で、尚且つ中腰の姿勢で持ち上げたため痛めたと予想されます。
もちろん痛めた原因で最終的な引き金になった動作がこの抱きかかえる時だったと思いますが、それよりも以前から腰への負担はかかっていたと思います。ですので、この様な状態になってしまわれた場合、早期には鍼(はり)治療が有効的で筋肉の過剰な筋緊張を和らげ炎症を抑えます。その後で痛みの根本となっている原因(骨盤や股関節・膝関節・足関節の固さや動きなど)を見つけそちらを改善する事により再発防止にもなります。
ぎっくり腰はたまたまなってしまうものではなく、ある意味必然的になるものだと思いますので、身体のメンテナンスをする事が大切です。とはいいつつも重いものを持たなければならないことは日常にたくさんあると思いますので、その際はしっかりと「膝を曲げ腰を落とした状態」で持ち上げる様にしてください。
急性の腰痛症(ギックリ腰)以外にも肩こり・慢性腰痛・膝の痛み・スポーツ障害・ケガ・交通事故後の痛み・むち打ち損傷・各関節の拘縮(骨折後)等 身体の痛み・悩みがあれば当院へお気軽にご相談ください。
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