2016.05.21
脊柱側弯症
この時期、小・中学校では側弯症の検診があります。
脊柱側弯症とは、背骨が左右に曲がり、左右の肩の高さが違ったり姿勢が悪くみられる疾患です。
主症状は脊柱変形に伴う体幹変形で、肩の高さの非対称・腰のくびれの非対称・体幹バランス不良・骨盤傾斜・肩甲骨・腰背部の隆起(出っ張り)などが特徴的です。特発性側弯症の好発年齢は思春期の女性(中学生前後)で右にカーブする事が多いといわれております。
側弯症は痛みが伴わないことが多いため、発見が遅れ重症化する場合があるため早期発見が大切です。そのために検診にて医療機関への受診をすすめられた場合は必ず一度は受診しましょう。
レントゲンにてcobb角(コブ角)という背骨の曲がり具合を測り、状態をチェックします。
cobb角が20°~25°未満の場合は軽度・40°~45°未満を中等度・45°以上を重度と判断されますが、20°以上で装具療法・45°以上で手術をすすめられるのが一般的です。
20°未満の場合は要経過観察とし定期的なレントゲン検査を行い、運動療法との併用で改善または維持を図ります。
側弯症と診断された方は、体のバランス感覚が悪く、体が硬いことが多いため他のケガにもつながり易くなります。
当院でも、身体全体のバランス、姿勢、各筋肉・関節の固さ等を評価しバランス訓練・体幹トレーニング・姿勢矯正などを行っております。
その様な症状でお悩みの方はご相談ください。
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