円皮鍼(えんぴしん)または皮内鍼(ひないしん)・置き鍼(おきばり)というものをご存じですか?
まず始めに私がオススメする円皮鍼はこちらです
通常の鍼は短くとも数㎝の長さですが、この円皮鍼は1㎝に満たないほどの長さですから鍼が怖くてできないという方にも抵抗なくお受け頂けると思います。(当院では0.6㎜を主に使用しています)
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円皮鍼ってどんな効果が期待できるの?
円皮鍼の短い鍼ぐらいでは何も変わらないのでは?と思われる方もいらっしゃると思いますが、皮膚の直下には痛みを感じる受容器(自由神経終末)が存在し、そこに鍼刺激を与えると痛みが緩和し筋肉の緊張を和らげてくれる効果が期待できます。また、経穴(ツボ)に刺す事でより効果的になり他にも様々な症状を抑える効果も期待できます。
使用例としては、慢性の肩こり・腰痛・各関節の痛みを和らげるだけでなく、頭痛や生理痛・喘息・耳鳴り・便秘等の症状でも使用します。
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フィギュアスケートの羽生選手や横綱・白鵬関なども使用しているそうでスポーツ界でも多くの選手に愛用されているみたいだよ
円皮鍼と通常の鍼の違いやメリット・デメリットはあるの?

円皮鍼についてここまで簡単にご説明させて頂きましたが、鍼灸院で受ける鍼治療と円皮鍼には違いがあるのか、それぞれの特徴(メリット・デメリット)についてご説明させて頂きます。
| メリット | デメリット | |
| 通常の鍼 | ・深部の筋肉にも鍼が届き強い痛みや筋肉の張りが解消される ・同時に電気を流したり、鍼を動かす手技を行えるため症状の軽減が早く即効性や直後効果が高い |
・院内での治療のため刺しておける時間が限られる |
| 円皮鍼 |
・刺す時の痛みが無く(ほぼ無痛)初めての方も安心して受けられる |
・鍼治療よりは直後効果、即効性が低い |
まだ他にもあるとは思いますが、大まかにいうとこのような違いになりますが、一番良いのは併用することだと思います。
例えば、腰痛や肩こり・頭痛がひどい時は当院に受診し鍼(はり)・灸(きゅう)治療をし、次回来院までの間は円皮鍼をすることで『治療効果を持続させ症状悪化を防ぐ』という様な流れが痛みや症状をコントロールするのに最適だと考えます。
エタノール等をコットンやティッシュに付け患部を拭く

不器用な方はピンセットを使うと便利です

この時点で鍼が刺さりました



円皮鍼は何日貼っておけるの?

円皮鍼は何日貼っておけるの?と聞かれる事が多いのですが鍼灸師の資格を持つ先生や治療院によって多少異なりますが、当院では衛生面もふまえ長くても1~3日前後とさせていただきます。やはり短くとも皮膚の下まで刺さっておりますので、感染等も絶対に起こらないとは言いきれません…(使用方法を極端に誤らなければ基本的には何もありません。)
季節やその方の体質(汗っかき等)、置かれている環境でも多少異なりますが、シールがベタベタとしてきたら直ぐに剥がしましょう。
慢性的な肩こり・腰痛・つらい頭痛・女性の生理痛など婦人科疾患等様々な症状・疾患に効果的だと思いますので、そのような症状でお困りの方は当院へお気軽にご相談下さい。
円皮鍼以外にも肩こり・慢性腰痛・膝の痛み・スポーツ障害・ケガ・交通事故後の痛み・むち打ち損傷・各関節の拘縮(骨折後)等 身体の痛み・悩みがあれば当院へお気軽にご相談下さい。
円皮鍼に似たアイテム『刺すヒアルロン酸』をご存知ですか?



