最近、磐田市では各地で祭典が開催されています。
その祭典中に起こったケガの話をさせて頂きます。
先日、来院された患者様は祭典時に「肩車をされているときに転落し肩を打った」そうで数日経過しても痛みが治まらず腕も挙げられない状態だったため心配になり、当院へ受診されました。
患部を見てみると内出血(皮下出血)が腕の方まで出現しておりました。当初は肩に近いところに出ていたが徐々に色が薄くなり下の方へと下がっていったそうです。軽度の打撲で起こる皮下出血と骨折や筋・腱の損傷、断裂で起こる皮下出血では現れ方が違い、今回の患者様も軽度の打撲でみられる様な皮下出血ではなかったため、おそらく骨折や筋・腱の損傷をしていると疑いました。
結果、近隣の整形外科をご紹介しレントゲン検査で骨には異常がなかったですが、やはり腱板(けんばん)という肩の筋肉の部分断裂(損傷)と診断を受けました。幸いにも完全断裂ではないため痛みはあるものの徐々に肩が動かせるようになりつつありますが、放置しておくといつの間にか腕が固まってしまったり挙げられなくなってしまう事がありますのでしっかりと治療することが大切です。
この様にただの打撲・捻挫だと軽視せず痛みが強い場合や皮下出血が広範囲に出現する場合は当院へ受診下さい。
当院では、外傷によるケガ・交通事故後のむち打ち症状の治療の他、慢性的な肩こり・腰痛も治療する事が可能です。

