頚椎症性神経根症(首の痛みと腕の痛み)

首から肩や腕にかけて痛みやシビレが出ていてお困りの方が来院されました。しかも腕にかけての痛みは言葉が出ないくらいの痛みのようで表情も硬く大変お辛そうでした。

問診後、頚椎(首)の動きを確認したところ、左側屈(左へ首を倒す)や左回旋(左へ振り向く)動作をすると肩や腕へシビレや痛みが放散(拡がる)し日常生活にも支障をきたすほどでした。

各種検査(一部)ではJackson test (+)・spurling  test Lt(++) Rt (+) (首を上から圧迫した際に左側にシビレや痛みが増強)

握力は左が若干低下 知覚(sensory) 腱反射(reflex) ともに異常なし(intact) AMR(-) 巧緻動作障害(-)

頚の上から5番目の神経が圧迫(障害)されると疼痛は頚部の側方より肩へ放散する。シビレは三角筋中央部(腕)にみられることがある。と言われているためこの患者様は頚の4番・5番の骨が変形したり関節に炎症をきたし、それが原因で腕への症状が出ているのではないかと考え、患者様にもご説明いたしました。

治療プランとしては、急性の強い痛みがあったため超音波や鍼治療を中心に行い治療後の直後効果としては良くなるものの時間が経過すると再び腕への痛みやシビレが増強してくるとの事でした。

半月ほど経ち、不安に感じた患者様は近隣の整形外科を受診しレントゲン検査をうけドクターに頚からの症状と説明され、電気治療で様子見と言われたそうです。電気治療だけなら当院で鍼治療等を受けた方が症状が改善するとの事と、私が説明した内容と整形外科の医師の説明が同じだったため安心もしたそうで、その後も当院で加療する事を希望されました。

1か月経った頃から徐々に症状が改善していき、今では頚の可動域(動き)もほぼ問題なく改善されシビレは残存しているものの痛みは大分軽減してきているとの事です。

この患者様の場合、首の4番5番の骨(関節)を中心に鍼治療をし、頚部の筋緊張を軽減させ軟部組織に刺激をあたえ関節への負担を軽減させる事により症状の寛解をはかりました。

この様に一度ではなかなか軽減しない様な痛みやシビレもありますが継続して治療していく事の大切さを再確認できた事と、首や腕・手のシビレ、痛みには鍼(はり)治療が有効だという事を改めて感じました。

その様な症状でお困りの方はお気軽に当院へご相談ください

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