円皮鍼(針シール)で痛みを軽減シリーズ1腰痛編

円皮鍼というものをご存知ですか?googleの検索候補には「針シール」・「シールの真ん中に針」等と出てきますが、正式な名称は円皮鍼(えんぴしん)または皮内鍼(ひないしん)といいます。
以前にも当ブログで円皮鍼について詳しくご説明させて頂きましたので、どんなものか詳しく知りたい方は下記よりご覧下さい
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上記記事で貼り方やどんな効果が期待できるか等は、お分かり頂けたと思いますのでここからは応用編のお話をしていきます。
今回は腰痛に対して貼る位置やツボをご紹介していきます。
円皮鍼(針シール)で痛みを軽減:腰痛に効くツボ

腰痛といっても全てが同じ原因・症状という事ではありませんので、円皮鍼を張る場所・ツボの位置はは全て同じではありませんが、今回はシンプルにギックリ腰や慢性腰痛症に対してのアプローチ方法を紹介させて頂きます。
- 大腸兪(だいちょうゆ)…腰骨の一番高い位置(ヤコビー線)で背骨から約指2本分
- 腎兪(じんゆ)…ウエストの一番くびれている高さで背骨から約指2本分
- 志室(ししつ)…ウエストの一番くびれている高さで背骨から指4本分(腎兪と同じ高さ)
- 委中(いちゅう)…膝裏のど真ん中
- 腰腿点(ようたいてん)…手の甲側、2-3指の間と4-5指の間で指先から手首に向かってなぞっていき一番凹んだ部分・押すと鈍痛を感じる場所(腰痛点ともいう)
- 環跳(かんちょう)…臀部(お尻)のやや外側で力を入れるとくぼむ部分(お尻のえくぼ)



上記以外にも腰痛に効果的なツボもありますが、この6つは使用頻度が高いためオススメです。
⑤の腰腿点(腰痛点)は特にギックリ腰(急性腰痛症)の際に用いられる事が有名ですので、起き上がるのも辛い・痛くて一歩も動けない・じっとしていても「ズキズキ」と痛む等の症状が強い方はおさえて頂きたいツボです。また、今回は円皮鍼を張る場所としてご紹介させて頂きましたが、指で押してツボを刺激するだけでも一定の効果が期待できますのでお試し下さい。
円皮鍼(針シール)で痛みを軽減:貼り方は簡単?

エタノール等をコットンやティッシュに付け患部を拭く

不器用な方はピンセットを使うと便利です

この時点で鍼が刺さりました



円皮鍼(針シール)で痛みを軽減:オススメの商品は?
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上記までで腰痛の際に効果が期待できるツボ・円皮鍼の貼り方はご理解頂けたと思いますので、最後に類似商品が多くある中でオススメな商品を紹介させて頂きます。
(株)セイリンは業界内でも最上位メーカーとして認知されており、安全面を考えても間違いなく安心できるといえるでしょう。
鍼の長さは効果・刺した時の痛み等を考えると0.6㎜が最適だと考えますが、使用してみてあまり効果を感じられない・多少「チクッ」としても平気な方は0.9㎜をお試し頂いても良いかもしれません。
また、どんなに短くとも針をセルフで刺すことに抵抗を感じる方は0㎜という刺さない針もありますのでそちらがオススメだと思います。
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円皮鍼(針シール)で痛みを軽減シリーズ1腰痛に対しての貼り方まとめ

腰痛が慢性的にある・年に数回は仕事もできない、起き上がれない程の「ギックリ腰」等を繰り返してしまう方はこの円皮鍼を是非試してみて下さい。
そして腰痛は様々な原因・要因があるため一概にはいえませんが、腰だけに問題がある事は少なく、臀部や下肢の筋肉の硬さや股関節の可動範囲、腹筋群・背筋群が関連している事の方が多いのでそちらへのアプローチも重要ですので、総合的に腰痛にならぬ様身体づくりをしていきましょう。
円皮鍼他、セルフケアをしても痛みが軽減しない場合は、当院や近隣の医療機関等に受診される事も検討されると良いと思います。



