アキレス腱付着部炎(Achilles-enthesitis)について

昨日、小学4年生の男児が踵付近の痛みを訴え来院されました。

お話を聞いていくと前日、テニスの練習中、強く足を踏み込んだ際に痛くなりそこから歩くと痛く安静時痛(じっとしていても痛む)もあるとの事でした。

小学校高学年頃から中学生前後で踵の痛みがある場合、まず最初に思い浮かぶ疾患はセーバー病ですが圧痛部位からすると少し違うように感じました

アキレス腱実質部やアキレス腱周囲部を押さえても痛みがなく、アキレス腱と踵の骨の間(アキレス腱付着部)に圧痛がみられたためエコー(超音波観察装置)にて観察したところ付着部に明らかな炎症反応がみられたためアキレス腱付着部炎と判断致しました。

踵といっても細かく診ていくとそれぞれ痛い部位が微妙に違いますので、損傷部位が違えばそれによりアプローチ方法も変わってきます。

今回の患者様は、アキレス腱からふくらはぎ、大腿部と筋肉が硬く筋の柔軟性が低下しておりここの所運動量が多く、痛みやすい状況になっていたと考えられますので炎症症状が治まり次第、ストレッチや弱くなっている筋肉をトレーニングし再発予防に努めたいと思います。

当院では、アキレス腱付着部炎の場合、炎症を抑えるために超音波で治療し、テーピングや足底板などでアキレス腱にかかる負荷を減らし痛みを軽減させます。場合によっては一 定の期間、スポーツ活動を中止せざるおえない事もありますが基本的にはスポーツをしながら治療をしていただけるケガです。

アキレス腱付着部炎以外にも肩こり・慢性腰痛・膝の痛み・スポーツ障害・ケガ・交通事故後の痛み・むち打ち損傷・各関節の拘縮(骨折後)等 身体の痛み・悩みがあれば当院へお気軽にご相談ください。

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