橈骨遠位端骨折・転位例・拘縮残存

先日、男性で手首の骨折をし当院ではなく他の接骨院で整復(骨を元の位置に戻す事)をしその後、経過診察も含めて近隣の整形外科でレントゲンを撮り確認しながら同接骨院にて約3カ月間、加療されていたという患者様が来院されました。

当院を受診しようと思って下さった理由は、上記の医療機関・治療院では「 治癒・終了 」と言われたが痛みも強く、手も握れない・手首が動かない・力が入りづらい等まだまだ治療が必要な気がしたから自分で判断して…とのことでした。

日常生活上で不便な事としては、ジャンケンのグーができない・拳が握れない・ペットボトルのキャップが開けれない・ドアノブ式のドアを開けれない等他にもたくさんあるとの事で大変お困りの様子でした。

確かにペットボトルのキャップを開けられない程、握力が衰え、動きが悪いなんて想像しただけで不便な生活だと思います。その様な状態であるにも関わらず、治癒・終了とされてしまった事は理解できませんが…

(ましてや整復までしておきながら、患者様が治療をまだ希望しているにも関わらず終了とは……もしかしたら何か理由があっての事でやむを得ずのご判断だった可能性もありますし、そこは分かりませんし私がとやかく言う事では無いと思いますが少し辛くなってしまいました。)

当院へご来院頂いたのも何かご縁があっての事だと思いますので、当院でできる限り患者様がご納得いくところまで精いっぱい治療させて頂く事をお伝えさせて頂きました。

現在の握力は、左33.0 右11.4  (右が驚くほど弱いですよね。)

手首の可動域も悪く動かし辛そうでしたが、手指の拘縮・癒着(固まってしまう事)が強く手を握ろうとするとスジが突っ張ってしまう(これは固定の不備によるものが大半です)様子でした。

どの程度まで改善するかは治療しないと分かりませんし、完治するかもしれないし、しないかもしれませんが今よりは確実に良くなることをお伝えし治療を開始させて頂きました。

当院では、骨折治療(ギプス等固定管理から後療)も当然ですが、拘縮治療も得意としておりますので何かお困りの方はお気軽にご相談ください。

 

背側から

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側面(橈側)から

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